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数年ぶりで乗った旅客機は、QRコードのついた搭乗券でした。
以前に乗ったのはたしか５年くらい前だったので、搭乗券は改札機のような機械に通していたもんね。
誰かが手荷物検査のゲートを通るたび、ピロリロ〜ンピロリロ～ンって音が賑やかです。
皆さん、慣れたふうに券を機械にタッチしているね。
けれど私の澄まし顔はホントはポーカーフェイスさ、プチドキドキワクワクしてたんだもの。
検査の順番が近づいてきました。次は私だよ。澄まし顔してバッグを検査台に乗せる、慣れた手つきっぽく搭乗券を機械にタッチ・・・ピロリロ～ン・・・おお〜、鳴ったよ・・・ちょびっと嬉しいんでないかい・・いえ、こんなの普通ですけどオホン・・。
子供だったら嬉しいべね。私でさえ、嬉しいんだもの。
なんでも、私たちたちが千歳から飛んだあとの札幌は吹雪だったそうですが、こちらはおかげさまで快適な空の旅です。
少なくても、 昨年のヘリのようではありません。
「お客様、お飲物はいかがですか？」
「それじゃあ、リンゴジュースを下さいな」
「かしこまりました」
あら、富士山が見える・・・。乗って、景色を矢の真でいるうちに、もうすぐ羽田にと到着です。
”ポ〜〜ン・・当機はまもなく着陸態勢に入ります・・・”
東京は、イチョウ並木がちょうど黄金色で、札幌からみると、一ヶ月以上は季節が逆戻りしているように思いました。
