北海道・札幌発・だべさ通信5

成長遅いインコのヒナの母になる

セキセイインコが生んだ5つの卵から2羽が孵化し、最初の子が産まれてから25日が過ぎました。

当初は、母鳥が巣箱でヒナを暖め、時々外に出ては父鳥からエサを口移しでもらいっていました。
母鳥はエサを受け取ると一目散に巣箱に戻って、再び口移しでヒナにエサを与えます。
生まれたばかりのヒナには、親が一度食べて柔らかくなったエサを与えるんですね。

ところが、しばらくしてから父鳥は母鳥にエサをあまり渡さなくなりました。
母鳥が  ”ちょうだいちょうだい ” ってクチバシを振るわせても父鳥はなんだかめんどうくさそう。
母鳥は仕方なく巣箱に戻るという状態に。

 

 

 

そうなると、ヒナたちの発育が悪くなります。
特に1番目の子から6日後に生まれた2番目の子の発育が良くありません。
この写真は先に生まれた子が2週間の頃です。産毛がふかふかで、羽根もはえ始めています。
(下の子は生後8日くらいのころ)

 

 

 

こちらは1番目の子が産まれて19日目、2番目の子が生まれて2週間のころ。
1番目の子に比べると、2番目の子は羽根はおろか産毛もまばらです。

 

母鳥は卵を産んでから、一ヶ月以上もほとんど巣箱にいるので、疲労も随分たまっているようです。
ああ、子どもが生まれると、それでなくても母は寝ずに赤ん坊の世話をするというのに、お父ちゃんときたら・・・・・
本当はヒナがもう少し大きくなってからと思ったんだけど、思いきって巣箱から取り出すことにしました。
さあ、おいで、お母ちゃんですよ。

 

  

こちらは1番目の子の尾っぽです。
羽管(うかん)と呼ばれるストローみたいなものに守られながら、羽根がはえてくるのがよくわかりますね。
もし皮膚から直接羽根が生えたら、羽根がひっかかってしまいます。
だから最初に羽管ができて、その中を羽根が伸びてくるんですね。

 

羽根が十分に伸びてくると、毛づくろいをするたびに羽管は取れていきます。
自然て、うまくできているもんです。

 

 

エサは、あわ玉をお湯で少しふやかしたものを3時間おきに与えています。
朝起きて6時ころが最初のごはん「ハイごはんですよ〜」
マスクの空き箱がしばらくの間のおうちです。
傍には 電気あんか を置いて、暖房も完備。

 

 

 

次のご飯はそれからだいたい3時間後、「ごはんですよ~」ピーピーピー
お昼 「ごはんですよ~」ピーピーピー
午後、 夕方、夜、深夜・・・・間夜はかんべんしてもらったけどね。
するとまあこのインコブラザーズ、”ごはんですよ” の声に反応するようにまりました。
「ごはんですよ~」
ピーピーピー  ピーピーピー  ピーピーピー
こうして3日ほどが過ぎました。

 

 

そんなワケで、めんこいインコのコッコ(子ども)は、すくすくと成長しております。
でも結局、2番ちゃんは産毛がまだらのポワポワのまま、十分に生えないまま、羽根が生えてきました。
お腹がいっぱいになると、すぐ寝ます。
ちょっと顔つきコワイけど、寝る子は育つって言うもね。

 

 

 

 


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