北海道・札幌発・だべさ通信5

ご当地言葉

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お昼を過ぎたころ、パチパチと窓の外が騒がしい。
あら、アラレでしょや。
地面の上を、小さな白い粒がポンポン跳ねています。うわ、ついに来た冬の使者・・・
11月は、北国の乙女が憂鬱になる時期なのでございます。もう、短靴じゃ寒いかも・・・・

 

 

え?短靴って言いませんか?
北海道では足首から下の靴の事を”短靴”と言っています。夏の間に履く靴は、パンプスもスニーカーも通勤シューズも、み〜んなひっくるめて短靴だべさ。
でも、時代の流れでしょうか、”短靴”と言う言葉は、私のようなおばちゃん世代以上の年齢層が使う言葉になってしまったかもしれませんね。

 

 

そういう言葉は他にもありますよ。たとえば食パン。私達世代の道産子は”角食”と言います。
たとえパンの袋に”食パン”と書いてあっても、テレビに『ふんわり食パンをどうぞ』と言われても、なんせかんせ『角食 食べっかな〜』と言ったりします。
なのにさ、息子ったらコマーシャル通りの「食パン」って言うんですよ。
「角食だべさ」って言ったら、「あ〜そうとも言うね」だって。

 

 

そうそう、私達は”列車”の事を、”汽車”って言うもね。うんうんとうなずいて下さった方は、ちょっと年齢多めの道産子でございますね。
婆ちゃんはすごいよ、”汽車”の他に「あそこに国鉄の官舎があったべよ」なんて言う時もあるから、まだまだ”国鉄”も健在です。でも若い人は”列車”と言いますね。

 

”食パン”も”列車”も、本当はそっちが正解なのかもしれないけれど、な〜んもさ。
ご当地言葉には味があります。誰がなんと言ったって、やっぱし染み付いちゃった言葉だも、”角食”とか”汽車”とか言わさっちゃうのは仕方ないしょやね〜
ガハハハ・・・・・
あら、乙女が憂鬱になる季節でございました。

 

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