北海道・札幌発・だべさ通信5

トラクターが雪原のキャンパスを描く

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札幌から北に伸びる国道275号線。
冬の間、路肩の目印となってドライバーを支えてくれた道しるべの紅白の矢羽根(矢印)の間を、まるで波が避けていくように、雪が道路の外へ逃げていきます。
乾いた路面からは、白線も現れました。

 

 

 

このあたりは、ずーっと広い畑が広がっているところです。
なので冬は、さえぎるものが何もない、見渡す限りまーっ白。
畑は1年を通していろが変わるから面白いね。
春は畑を耕す土の色、夏は燃え上がる柵盛るの緑、秋は収穫の赤や金色。
汗を流して作る畑の四季は、いつ来ても圧倒されてしまいます。

 

 

昨日は、所々が黒く染まっている畑の風景に出会いました。
畑に撒いてあるこの黒いものは融雪剤です。
太陽の熱をいっぱい吸収させて、雪に早く解けてもらわないとならないもね。
融雪剤を撒いたトラクターの後が、規則正しい模様になっていて、畑は大きなキャンバスになっていました。

 

 

東京では、この連休に桜が咲き始めそうだとか。
桜のピンクもいいけれど、トラクターが大きなキャンパスに描いた黒い模様も、始まったばかりの春の風物詩です。
カーブ上手!

 

 

矢羽根は冬の道路の道しるべ

新十津川までの札沼線の旅

 

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