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丘珠空港の中にある食堂の名物は『タマネギカレー』だそうで、昨日はそこでお昼を頂く事にしました。
カレー650円の食券を買って注文して、席についたらもう呼ばれました。
さすがカレーは速い!
おお、カレーの上にかかっているのはタマネギを揚げてフレークにしたものですね。
口に入れるとサクサクと香ばしいタマネギのの風味が広がりました。
とろりとしたカレーは、お年寄りから子どもまで、みんなが美味しく食べられるカレーの味でした。
なぜタマネギが名物なのかと言うと、札幌の東区は、昔は広いタマネギ畑が広がっていたからだそうです。
今でも、所々にタマネギを作っている農家をみることができます。
帰り道、「ここは ”タマネギ道路 ”だぞ」と旦那さんが言いました。
え、そうなの?
「昔からそう言ってるからな。ほれ、ここだけ斜めの道路になってるべさ。この道は古いんだわ」
ほんとうだ。
札幌の道路は格子状に作られているのに、この道路は思いっきり斜めについています。
規則正しい道路にはおかまいなく、堂々と我が道を行くみたいで、カッコよくさえ思えてきたわ。
この道路の本当の名前は、北海道道273号花畔札幌線(ほっかいどうどう273ごう ばんなぐろさっぽろせん)と言いました。
※『花畔』は『ばんなぐろ』と読みます。北海道の難しい読み方クイズでよく登場する名前です。
調べてみると、1873年(明治6年)に、札幌から北に敷かれた最初の道であることがわかりました。
きっと、こぼれんばかりにタマネギを積んだトラックが、ゆっさゆっさと重たそうに、この道路を通っていたことでしょう。