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昔々、北海道と東北に住んでいた縄文人は、環状列石(ストーンサークル)や土器などから、同じ文化を持っていたということがわかっているそうです。
今日の北海道新聞に、その縄文人の遺跡の事が載っていました。
北海道・北東北の研究チームは、縄文人の優れた土木技術を世界にアピールして、世界遺産をめざそうと考えていたのですが、外国の研究者さんを招いて見てもらったところ、
”オオ〜 コッチノ ジョウモン土器ノホウガ興味アリマ〜ス。 模様モ素晴ラシイデ〜ス! 知性ガ感ジラレマ〜ス!”
と、評価されたそうです。
”したら今度からは、こっちの方で世界にアピールするべや!”という事になり、
研究チームは『北海道・北東北 縄文遺跡群』を世界遺産にするべく働きかけを続けるそうです。
もし実現したら、世界遺産が急に身近になっちゃうね。
小樽にある環状列石の前に立った時は、見た事のない縄文の人達の姿が想像で浮かび上がったし、婆ちゃんが畑で見つけた矢じりに触れると、その人の手のぬくもりが、黒曜石(十勝石)から伝わってくるような気がしました。
どんな人か、木の影からそっと覗いてみたいです。
<写真は 小樽 忍路 の環状列石 2009,10>
<婆ちゃんが畑で見つけた矢じり>
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= 札幌縄文人 =
以前、研究者さんから聞いたお話です。(2008年7月 だべさ通信2より)
「縄文人は今から3000年~4000年も前に、日本に住んでいた人達です。
東北と北海道に住んでいた縄文人は、同じ文化を持って、行ったり来たりしていたんですよ。
でも、縄文時代が終わって次の稲作文化の弥生時代がやってくると、なぜか北海道には弥生人はいないんです。どうしてでしょう」
その講義を聞いていた人達からいろんな意見が出されました。
『寒いからお米は作れなかったんだべさ』
「はいブブ〜〜」
『作り方を知らなかったんでないの?』
「いえいえ、ブブ〜〜」
『めんどくさかったんだべさ』
「またまたブブ〜〜。北海道でも道南ではお米を作ろうと思えば作れたんですよ。理由は畑を作る必要がなかったからです。だって、川には鮭がわんさか登ってくるし、鹿や熊や色んな獲物が山ほどいたんですから。これほど豊な土地はありませんよね」
なーるほど、先生いい事言うな。
「札幌には沢山の遺跡が眠っているんですよ、どうしてか、それは札幌が水の都だからです」
ほんと~?
先生のお話では、ず~っと昔の札幌の街には、至る所に湧き水や川が流れていて、集落が沢山あったそうです。
既に縄文札幌市ができていた事を知りました。
なーるほど、婆ちゃんが畑でヤジリを見つけたのも うなずける。
工事現場でも、昔の暮らしの跡が見つかる事がよくあるそうです。
お宅にも遺跡があるかもしれませんね。見つかるのはだいたい60センチ位の深さの所だそうです。
「縄文人の寿命は、30才くらいでした」
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