今日は北海道各地で、今季最低の気温を観測しました。
北海道の北にある中頓別(なかとんべつ)という所ではなんと、-29.5度!
その他、内陸の美瑛では-22.6 度、富良野-21.0 度、あの北の国からの黒板五郎が住んでいた麓郷(ろくごう)では-22.6度。
網走-12.6 度、釧路-11.6度、札幌は-8.8 度でした。
風が吹けば、体感温度はさらに下がるね。
29.5度からみると甘っちょろいけど、子供の頃、学校に行く途中にキラキラしたものを時々みました。
今から思えば、あれはすんごく寒いときに見られるという凍った空気ダイヤモンドダストだったのかもしれない。
昭和の始め頃までは、北海道も本州と同じ建築様式だったので、縁側のついた家も多くあったんだけど、冬のシバれは半端じゃないっしょ。みんな冬になると、少しでも風の侵入を抑えようと、縁側は勿論、窓にもビニールを貼ったんですよ。
お風呂の水や金魚鉢の水も凍っちゃいました。
やがて時代が進むと北国の家は工夫され、窓を2重にして空気の層を作って断熱効果をあげる2重窓も登場するようになりました。
『北海道の人は、ストーブをガンガンたいて、室内を30度にもしてアイスを食べている』
と、いつだったかテレビで紹介された事がありました。
みんなそうしてアイス食べてるワケないべさね〜、勘違いされたらどーすんだべと思いました。
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昔の断熱効果があまりない住宅では、今日のようなシバれる日にストーブをたいても、暖かい空気はどんどん上がっちゃう。
そのうえ、冷凍庫なみのすき間風がシューシュー入ってくるっしょ。足元ヒエヒエ、頭がボワ〜んってなっちゃうんです。
事実、昔住んでた昭和32年築の一軒家は、あまりの温度差に気温を計ったところ、床は8度、頭の上は30度でした。
天井に上がった暖気は屋根の雪を溶かすので、大きなツララができました。
だからアイスも食べたくなっちゃいます。
そして今の住宅。ストーブの火力はそんなに大きくしなくても、部屋は寒くないもね。
暖気が外に逃げないから、大きなツララのあるお宅は少なくなりました。
頭がボワーっとするくらい暖房はつけません。
でも、アイスは真冬でも食べたいな。
雪見だいふくなんかいいんでないかい。