北海道・札幌発・だべさ通信5

復讐はシロツメクサの花言葉

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『復讐』という言葉がシロツメクサの花言葉だと聞いて驚きました。
身近な花だし、子どもの頃はいっぱい摘んで、花の王冠やブレスレットなんかも作ったもね。
それに、四葉のクローバーなんか見つけたら、もう幸せって感じでしょ。
なのに、『復讐』だなんて。

 

 

はたして本当にそうなのか、シロツメクサの花言葉を調べてみると・・
なになに
『幸運』 『私を思って』 『約束』 『復讐』
あら、本当だわ。
幸運だったり復讐だったり、いったい誰が花言葉を決めるのかは知らないけれど、可憐なシロツメクサからは、復讐なんて、ちーっとも感じられません。

 

 

なになに、
” 四ツ葉のクローバーが比較的多く存在する場所は、道路わきなど、人に踏まれる事の多い場所である。理由は、葉の成長期に傷付けられる事によって起きる奇形である・・・”
そうだったのか!
傷ついた事を糧に、さらに成長するというパターンだったのね。

 

 

たとえばある日、シロツメクサが、カッコいい男性に恋をしたとする。
いてもたってもいられなくなったシロツメクサは、思い切って恋心を彼に告白する。
『私とつき合ってくれないべか』
すると彼はこう言ったのだ『僕は みったくない子(ブス)とはつき合わない事にしているのさ」
ガガ〜ン・・
シロツメクサは、ならくの底へ真っ逆さま、深く傷ついたのであった。

 

 

”こうなったら、人も羨む四ツ葉の美人になって、アイツをちょろいもんにしちゃるべさ”
この日から、シロツメクサは必死になって美貌も教養も身につけ、ついに、幸運の四ツ葉のクローバーになったのだ。
そしてある日、とうとうアイツとばったり出くわす時がくる。
「お、シロツメクサじゃないか、おまえ美人になったな、一度くらいならつき合ってやってもいいかなあ」
ついに復讐の時がきたのだ、
「私は四ツ葉よ、あんたみたいなチャらい男とは、つき合わない事にしてるのよ」

 

 

私もいつか、この時がくると信じながらも、早 うん十年。
今だに、シロツメクサになれないでいる。
たぶんこのまま、しぼんでいっちゃう運命ね。

 

 


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