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町の中心部では、歩道のアスファルトが乾いてきて、とても歩きやすくなりました。
もう短靴でも充分です。短靴とは、くるぶしくらいから下の靴の事です。
駅前を歩いているあそこの女性は、ロングコートをひるがえし、かかとの細いパンプスから見える足首がキュッとしまって素敵だね。
私もね、今日から短靴にしてみました。かかと低いけどね。
でも、我が家の回りはというと、まだまだ歩道はザラメの雪です。車道の隅を、雪解け水が流れていたり、黒く汚れた雪の残骸からポタポタ水がしたたり落ちていたりして、足の下ろす場所に気を使います。気をつけないと靴の中に雪が落ちたり水が入ったりするので、ピョンピョンと飛び跳ねながら歩く所もあります。
だったら、まだ長めの冬の靴を履いて出ればいいしょって？
それがさあ、少しでも早く春になりたいという気持ちが上回るわけよ。
多少足が濡れてもな～んもさ（どーってことないよ）って思っちゃう。こっちは端っこを歩いて、こっちっはピョンと飛び越えて歩けばいいべさってね。
べちゃ！おお～・・・・やっぱし・・・ザラメの雪が入ってしまいました。
立ち止まって、指でほじほじ。
・・で、でもさ、このくらい、な～んもさ（なんともないさ）。
だって春になるんだもん。
明日はきっと今日より溶ける。だから明日も短靴さ。
