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日だまり公園の林でカメラをかまえていたら、誰かが遊歩道を歩いてくる音がしました。
その人は、カメラうをかまえている私の後ろで立ち止まっているようです。
私が道ふさいじゃっているのか?
後ろを振り返ると、やはり林を散策にきた様子の女性が立っていました。
彼女は、
「ほら、後ろに白いエンゴサクが咲いていますよ」と教えてくれました。
振り返ると、おお〜!
めったに見ない白いエンゴサク!
私があっちを向いて写真を撮っていたもので、すぐ後ろの白いエンゴサクの事を教えようと、わざわざ立ち止まって待っていてくれたのでした。
” うわあ、白いですね!珍しい〜、これは写真撮らなきゃ! ”
女性は、
「よかったですね、今日はきっといい事ありますよ」と言うと、むこうへ歩いていきました。
なんちゅう優しい方!
みず知らずの私に、私が別写真を撮り終えるのをわざわざ待って教えてくれるなんて。
こういう心の広い人間にならなくっちゃいけないなあ。
さっそくしゃがんで、白いエンゴサクを撮っていると、別の女性がやってきました。
私に「なにかあるんですか?」と聞くので、
”珍しい白いエンゴサクが咲いているんですよ〜”と言うと、
「へ〜!」驚いたようすで、今度は彼女がしゃがんで覗き込みました。
さっきのお返しができていい気分。
『今日はきっといい事ありますよ』は、彼女が教えてくれたからですよね。