北海道・札幌発・だべさ通信5

リンドバーグも来た!翼よ、あれが北海道だ

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「翼よあれがパリの灯だ」という映画は、リンドバーグが大西洋横断無着陸飛行の成功を映画化したものです。
そのリンドバーグが、根室に来ていた事を知りました。
歴史上の人物が、この北海道の根室に来ていたのです。

 

 

昭和6年8月24日、前日の濃霧で視界が悪く、一旦、国後島(くなしり島)の川口に着水していたシリウス号は、その日の朝、新聞社の飛行機に導かれ、花咲小学校の前の海岸に着水しました。
この時は、滑走路を使う車輪ではなく、水上に着水するフロートを付けて飛行していました。
リンドバーグがアン夫人と立ち寄ったのは航空路調査のためでした。

 

 

大歓迎式が行われた花咲小学校には、沢山の人が集まったそうです。
この時、濃霧の中を、アン婦人と交信しながらシリウス号を誘導したのは「落石無線電報局」です。
その適切な誘導に、二人は「無線局」をわざわざ訪れて感謝の意を表したそうです。
「落石無線電報局」は、その2年前にも、日本に向けて飛行中のツェッペリン伯号との交信にも成功するという功績を残していました。

 

 

1つ新しい事を知るたびに、なんだかドキドキしてくるね。
リンドバーグが降りるに降りられなかった深い霧は、私たちが今回の旅で経験したような霧だったのかもしれません。
何もかも見えなくしてしまった霧は、実は、リンドバーグと根室とを強い絆で繋ぐ、電波の架け橋になっていたんだね。

 

 


根室市ホームページ 『ねむろむかしがたり』

 

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