先日、2歳の孫の子分になって初めて見えた景色のことをブログで書きましたが、今年はいつも見ている外の景色も大きく様変わりしていたんですよ。
我が家は高台にあるので、天気のいい日は石狩湾とその北の方にある増毛連邦が美しく見えていました。
ところが今年は湾の手前に大きな風力発電の風車が1本また1本と次々に立って、今では増毛の山並みが途切れ途切れにしか見えなくなってしまいました。
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ちなみにこちらは今年(2019)3月7日の景色です。
石狩湾は巨大な海の発電所になる
雪のかぶった増毛連邦から手前には石狩湾が広がっています。
この石狩湾には、これからさらに巨大な風車が立てられる『洋上風力発電事業』が開始される予定です。
『洋上風力発電事業』とは、風車が海の上にも作られると言うことだそうです。
日本経済新聞によりますと、『沿岸から水深約200メートルの範囲に風車の基礎部分は海底に固定する着床式』と、『浮体によって海に浮かべる浮体式』と言う2つの方式を併用して、直径200メートル前後にもなる巨大な羽根の風車を最大で125基設置することを考えているんだとか。
直径200メートルってことはですね、札幌の地下鉄の車輌(9000形)で、全長が18mだそうだから、11両編成の地下鉄がグ〜ルグ〜ルって回るってことです?!
増毛の山々の景色が見えにくいどころか、その羽根の回転を見ていると催眠術にかかってしまうかもしれない・・・・は大げさにしても、とにかく、その巨大な風車群に石狩湾の景色は変貌することでしょう。
この『洋上風力発電事業』は令和3年の春頃には着工を予定されています。
もしかしたら数年後、今度はその風車が作り出した電気を自分が使うようになるかもしれませんね。
この地域は昔から ”手稲おろし” って言われるくらい、冬は手稲山からの強烈な風に見舞われる時があります。
昔このあたりに入植した当時の人々の暮らしは、吹きっさらしや吹雪との戦いで、そりゃそりゃ大変な苦労をして生き抜きました。
でもこれからは、その風の力に助けられる未来が目の前にきているのかもしれないですね。
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この景色を見ながら育った者としては、ちょっと寂しい気もするね。
ただ、エコな風力発電なら