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ピンポ〜ン。はい。
たまたま玄関にいたもので、相手が誰ともわからずに開けてしまいました。
そこに立っていたのは知らないおじさん。
私が開けた扉の取っ手をググっと引き寄せ、膨らんだ黒いボストンバッグを玄関の中にドサっと置きました。
もうこっちのもんだと思ったのか、おじさんはその場でしゃがみこみ、
「あのさあ、奥さん・・・じゃねえや、おねえさんだよね〜 おねえさん」
そこまで大きな声で『奥さん』と言っておきながら訂正するか?普通。
おじさんはバッグのチャックをシャッと開けると、中にはオレンジが6個くらい入ったビニール袋が2つ入っています。
「オレンジ持ってきたんだけど」
『え、オレンジ、ウチは食べないからいりません』
「なに、食べねえってか?」
このおじさんは、本当に物売りなのか、それとも押し売りなのか?
ぶっきらぼうに大きな声で売り込むおじさんに押し売り感が脱げきれない。
いや、それだけならまだしも、
”金だしな・・・” とかなんとか言われるかもしれない。
イザとなったらどう見たって私よりも爺ちゃんだから戦えなくもないけれど、武器を持ってたらどうするべ。
でもここは、穏便に帰ってもらわなくっちゃね。
幸い奥には次男がいたので、大声で叫べばなんとかなるもね、だからちょっと強気になれる。
ベシっと言ってやらねばベシっと。
『ウチね、みんなオレンジ食べないんです』ベシっと言ってやった、顔で笑って・・・・・
そう言うと、おじさんはチェッと舌打ちをして、今開けたバッグのチャックをシュっと閉じると、バッグをひったくるようにして出て行きました。
・・・・・・・・・・こわ!!
でも、強盗でなくていかったね。
今度からは絶対に気をつけよ。
それに、おねえさんて言われたくらいじゃ動じませんわよ・・・ちょっとしか。
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怖〜い。
凶悪な人でなかったのが、何よりでした。
テト母さんへ
玄関の中にカバンを置かれたときはドキっとしました。
でも、何事もなく良かったです。
何が起こるかわからない世の中、おじさんには悪いけど、用心にこしたことはないですね。
内心の葛藤はさることなれで、とても冷静な対応です
最後の一言、解説を御期待申し上げます
義母が一人住まいの時、おじいさんが車を引いて、いつも一種類の果物を売りに来てました それもとなり町からです
訪れの都度買い求めてました
今も時折、車引く姿路上で見かけます
t22tさんへ
そういえば昔、行商さんがよく売りに来ていたことを思い出しました。
馴染みの行商さんだと、世間話などにも花が咲いたものです。
義母さまのところに車を引いて商売をされているおじいさんは、今でもお元気なんですね。
きっと、ファンの方も多いことでしょう。