雪虫の雪

今日はポカポカ陽気で風もなく、穏やかな一日になりました。
あら雪が・・・・
じゃなくって、これこそ雪虫達の引っ越しです。
昨日までは風があったせいか、そんなに沢山いなかったのに、今日はなんとまあすんごい数になりました。

お尻に付いてる白いボンボンが大きな雪虫もいれば、ちょびっとしか付いていない雪虫や、まったく付いていない雪虫もいます。
とにかくみんな、今日を逃すまいと一斉に飛び出したかのようです。
夕方には遠くが霞んで見えるほどに増えました。このあたりには木々が多いから、なおさら雪虫が多いのかな。

飛び方がぎこちないもんだから、鼻息荒くしようもんなら・・ん！！鼻に・・ムズムズ・・・・危なかった、一瞬、鼻にひっかっかったわ。
だから道行く人は皆、口を覆ったり、下を向いたりして歩いています。
羽のすり切れたトンボ達は、食べきれないほどのごちそうに、パタパタしています。
今日は日だまりを探すどころでないかもね。

こうしている間にも、私の頭や服には雪虫がくっついています。家に入るまえに、よくほろわないとダメだべさ。
パンパンパン・・・
玄関に入って再びパンパンパン・・ほらほら、ズボンや腕にも付いている。
服をほろわれて飛び出した雪虫がクルクルと回りながら飛び出しました。
「あ、お父さんの頭にも雪虫付いてる！」
「お前が今連れてきたんだべさ」
あら、そうだったの。
雪虫の引っ越しは、ほんの数日の間です。