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岩内郷土資料館には、日本最古という1905年製のリードオルガン(足ふみオルガン)が展示されています。
しかもこれがピカピカで、ちゃんと調律もされ、時々演奏もされているというのですからすばらしいです。
その光沢に、思わず手を触れてみたくなりますが・・・・なんと、触ってみてもいいんですって。
「どうぞ、鳴らしてみて下さい」
ちゅうちょしていると、職員さんがペタルを踏み踏みして鍵盤をポーンと押しました。
空気を含んだような、あの懐かしい音色。
ペタルを踏んでから音が出るまでの、あのちょっとの間がいい!
小学校の教室で、先生の伴奏にあわせて歌を唄った事が思い出されるね。
こんなに立派なオルガンじゃなかったけどさ。
オルガンの両脇に、お盆のような小さな台がついていました。
「これはですね、ランプとかロウソクとかの灯りを置いたのだと思います」
なるほど!
うっすらとゆらぐ灯りで演奏されるオルガンの音色は、きっと当時の人たちの心を癒したことでしょう。
オルガンを分解した時に、裏側から職人が書いたと思われる落書きがでてきたそうです。
当時の気持ちを素直に書いたその落書きは、人間らしくてほっとします。
オルガンも職人さんも、こんなに大事にされて嬉しいでしょうね。
ランプやキャンドルの灯りって いいですよね
これを見た時 コーヒーカップなどを置く場所なのかなと思いましたが やはり?実用的というよりか昔の人は これ1つとっても?心豊かな時間を大事にしていたような気がしてきます♪
すみれさんへ
私なんか、
両サイドにこの小さな台があったので、片方にコーヒー、もう片方におまんじゅなんか乗せて、食べながら楽しいかも・・とか思いました。
ちゃんとした訳と聞いて納得。
大切なオルガンに、そんな事はしちゃいけないのでした。