北海道・札幌発・だべさ通信5

矢羽根は自家発電でドライバーの道案内

 矢羽根
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矢羽根は道路の道案内

道路わきから長いポールが伸びていて、上から紅白の矢印が下を向いています。矢羽根です。
北海道の、特に広い道路では普通に見られるこの矢羽根。道路と一緒にず〜っと続いています。
こんな穏やかな日は、矢羽根はモニュメントのように存在しているけれど、イザとなったら道しるべとなって人の命を守ってくれる大事な役目があるんです。

矢羽根はドライバーの命を守る道しるべ

 

こちらは春の道路の様子です。道路の両側に、除雪された雪が残っていますね。
写真は晴れた日だけど、もし雪がどっさり降ったときや吹雪の日だったらどうでしょう。
雪で路肩がどこにあるのかわからなくなってしまします。

 

 

とくに町から外れてしまうと、吹きっさらしの雪が道路を滑るように流れ出し、何もかも白い世界にしてしまいます。
ドライバーは行き先を見失い、どこがカーブなんだかセンターなのか、わからなくなってしまう。
そうなったら命取り。
そこで雪国の広い道路では、こうして矢印をつけて道案内をするのです。
矢印の真下が路肩の位置。 矢羽根は夜にも反射するので、ドライバーの強い味方です。

 

矢羽根

 

 

除雪の大事な目印になる

 

さらに、もう1つの重要な役割は、除雪車が道路の幅を正確に把握することができることです。
除雪車だって、目印がないとどこが道路なんだかわからないもね。
道路はいつも平地にあるとは限りません。 一歩間違えれば谷底!なんて事もあります。

 

 

まさに崖っぷちの作業を強いられるときもある。
そんなときに頼りになるのがこの矢羽根です。 夏は優しい顔をしているけれど、実は吹雪や大雪の時にこそ真剣に頼れる存在なのでした。

 

 

自家発電でドライバーを守る LED電球の矢羽根

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今までは、夜でもライトに照らされると見える反射板式の矢羽根が主流でした。
でも最近のはすんごい。LED電球が付いているじゃありませんか!
これでペカペカ〜〜っとドライバーに路肩の位置を教えるんですね。
記事最初の写真を見ると、ポールには何やらソーラーシステムのような機械が取り付けてあります。 しかも、場所が北海道ですから、このバッテリーは寒冷地仕様だそうですよ。さっすが!!

矢羽根

 

走る車から見る矢羽根は小さく見えるけれど、矢の長さは120cmもあるんだとか。
子どもと同じくらいの大きさかい。
矢羽根

 

私達が札幌に戻る頃にはすでにまっくら。
光ってます〜〜!! しかも上からしたにペカペカペカ!!ペカペカペカ!!と流れるネオン!!
” ここだよ、ここだよ・・・・・” って言ってる。

 

 

郊外の道路で頼れるのは、車のライトと、この矢羽根の灯りだけです。
もうすぐ札幌、誘導してくれてありがとうね。

 

夜の矢羽根


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