PR
事務所に寄ってくれた幼なじみの裕君が、世間話しをしている時に
「ところでさ、ぽぷら家はウニ好きかい?」と聞いてきました。
ウニ!いきなりの高級な質問!
『メ・・・・・・チャ 好きだよ』
棚からぼたもち、予想外のお歳暮、しどろもどろになったしょや。
「それじゃあ置いてくわ、はいこれ」
それは、ウニのビン詰でした。
「これさ、僕もちょっと手伝ったんだよ」
裕君はちょっと嬉しそうに言いました。
手伝った????
「かれこれ20年もまえの事になるかな。
釧路にいた時にさ、ウニを、なんとか立派に養殖できないかって話しがもちあがったんだよ」
んん、裕君は海の研究者だもんね。
「それからウニの養殖が始まったんだけどね、僕も漁師さんたちと試行錯誤したさ」
んん、それで・・
「そしたら少しずつだけど、養殖がうまくいって採算がとれるようになってきたのさ。数年たつと、漁師が冬場に出稼ぎに行かなくてよくなったって言う話しを聞いてね」
そっか、漁師さんたちは、冬の間は家族と離ればなれの生活を送っていたのか。
ウニで舞い上がっていた気持ちがちょっとしんみりなりました。
「それがだんだん軌道にのってね、今度、僕の知ってる漁師の息子さんが、あとを継ぐって話しになったっんだよ」
うわ、そうなんだ!よかったねえ。
長い時間をかけて、やっとここまできたんだね。
裕君、いい仕事してるな、うらやましい。
ご飯と一緒にウニを食べると、また一段とうま味が広がりました。
それはきっと、予想外にやってきた、棚ぼたウニだったからだべさ。
楽天市場でも売ってました。