北海道・札幌発・だべさ通信5

丸と三角、おむすびのイメージは

Pocket

PR

”おむすびの形、丸と三角のイメージは・・・”数日前の北海道新聞に、そんな記事が載っていました。
『三角はコンビニのイメージ』『丸は作れるけど、三角は難しい感じ』『丸いおむすびは母の味』。
んん、そうだね。でも、三角のおむすびは私も握れるもん、ちょっと自慢げに鼻がピクリとしちゃいました。

 

 

考えてみると、”おむすび”そのものが、人それぞれの大切な時代の足跡だね。
私なんかさ、最初、コンビニでおむすびが売られてるって聞いた時は、それだけでビックリしちゃったもの。それがあまりにも奇麗な三角をしていて、食べたらすんごく美味しくて、ツナマヨの初体験にまたまたびっくり。コンビニのおむすびもいいもんだなって思っいました。
しばらくして、”天むす”というものを発見して、タレのかかったエビ天のシッポが、三角の先っちょから飛び出しているのを見た時は、こ、これは贅沢だ!豪華だ!よだれ出る!とマジマジと見ちゃったもね。

 

 

丸いおむすびの事を考えると、子どもの頃が思い出されます。
当時はスキー遠足ってのがあってね、手稲はほれ、1972年に行われた『札幌冬期オリンピック』の会場があったくらいの所でしょ、だから授業でも、体育の時間を2時間使って行われていたんです。
ストックは竹製、スキーの金具はカンダハン(カンダハ)とかいうやつでさ、靴はヒモで縛ってたんだよ。そのうえ、自分の背よりも高いスキー板で滑っていました。
あ、そうそう、背中に汗取りの為にタオル入れたもね。
一汗かいたお昼時、雪の上でみんなでおむすびを広げました。

 

 

だれかが包みを開いた瞬間、ピカ~!っと光り輝く銀紙(アルミホイル)に包まれたおむすびが登場!それは宝石のようでした。子ども心にカルチャーショック。おお~!!自分のおむすびにくっついていたのは、チラシの湿った紙っきれ、それを、そっと剥がしたもんね。
湿った海苔が指に付いて、それをなめなめしたけれど、味は今だにコンビニだって追いつけない。

 

 

両手でしっかり握ったお結びは、たとえ固くて団子みたいでも、二個とも梅干しでも、オカカの醤油の方が多くても、手の平からの愛情パワーが一緒に入り込んでいるのです。
病気やケガをした時に、”手当て”という言葉があるように、人の手のひらからは、確かなパワーが出るのだと信じています。
だから、母の握ったお結びには、丸でも三角でも、海苔が小さくても、コンビニとは比べ物にならないのです。
私の握ったお結びは、子ども達には、はたしてコンビニに勝っていたかどうかは、わかりません。
だって、コンビニ、美味しいもんね。

 

人気ブログランキングに挑戦中です!ポチっと押すとランクアップ!
人気ブログランキングへ

Pocket

5 Comments

  1. もみじ

    コンビニおにぎりのパリパリ海苔にもびっくりでしたよね。(笑)
    けど、コンビニのおにぎりを最初に食べたのは東京だったから
    たらこが生じゃなかったのは大ショックでした。
    うちの母のおにぎりも丸型で、しかもオカカは醤油のほうが多かったの。
    それであんまりおかかは好きじゃなかったけど、
    時々フンパツして作ってくれた筋子のおにぎりは
    クジで大当たりをひいた(ことはないけど、それくらい)くらいうれしかったです。
    そういえば、コンビニやスーパーの惣菜売り場のは「おにぎり」でもいいけど
    「おむすび」は文字通り手づくりでないとって思います。
    おむすびに人の手のパワーも封じ込められるというのも本当のようで
    「弘前イスキアの佐藤初女さん」のおむすびに癒される人が多いという話でもよくわかります。

    Reply
  2. スキー遠足・・・懐かしいですね。
    息子の小学校もあったのですが、お昼はスキー場のロッジの中・・
    私の時は外でカチカチっぽいおにぎりを食べてました。
    でも、あの頃は「お袋のおにぎり」が最高でしたね。
    「梅」と「おかか」位でしたけど、たまに鮭が入っていたりすると
    『何事おきたか』とビックリしました。
    我が家のおにぎりは・・・・・「丸型」です。
    私が握っても「丸型」です。ただし、私が握ると大きさが
    バラつきますがwww

    Reply
  3. ふくろう

    我が家のおにぎりは丸型でしたよ。それもごはん茶碗に2杯はたっぷりあるもので、早飯の必需品でした。もちろん新聞紙に包んだものでした。
    おにぎりは丸型が正統とマジメニ思っています。なぜなら、おむすぴころりん…は、丸くなければ転がらないからです!(力むところではありませんでした、お騒がせしました)

    Reply
  4. フロリダの風

    人はそれぞれにおむすびに思い入れがあるようですね。
    私も幼少の頃は母が作ってくれた「おにぎり」が今でも目に浮かびます。遠足では丸い、小さめの梅おにぎりが定番でした。
    こちらでも我が家では息子や孫達は「Musubi」が大好きです。
    私がたまに三角むすびをつくってあげますよ。
    息子が学生であった頃はハワイ在住でしたので、コンビ二(ハワイでのABCというストアでしたが)のMusubiが大好きで、子とあるごとに買っていましたが、このフロリダでは私が作るしかありませんので、ちょっと残念。

    Reply
  5. ぽぷら

    もみじさんへ
    生じゃなかったタラコのおむすびのショック!
    やはり、場所が違うと、おにぎりの中身もかわるのですね。
    手のパワーは、本当のあるのではと、私も思っているんですよ。
    筋子のおむすびの、大当たりの感覚、わかります。
    うわわ~って感じで、嬉しかったです。
    翔 さんへ
    私の頃も、梅とおかかでした。
    鮭だと、ちょっとレベルアップした感じがありましたよね。
    今はいろんな中身があって、逆に買うのに迷ってしまいますね。
    ふくろう さんへ
    な~るほど!”おむすぴころりん…は、丸くなければ転がらない!”
    確かにそうですね。
    おむすびは、丸だからこそ、物語が生まれる・・・・
    深いですね。
    ちなみに、私も、おむすびは丸が好きです。
    フロリダの風 さんへ
    「Musubi」と言うのですね。
    初めて知りました。
    息子さんや、お孫さんが「Musubi」が大好きだなんて、嬉しいですね。
    やはり、原点は梅干し。
    2個くらい食べるときは、必ず、どちらか一つは梅です。

    Reply

Leave a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA