PR
毎晩床に入ると、このポテポテお腹をモミモミマッサージしながら、その日の反省会をする事が日課になっている。
親指で骨盤の内側あたりをプッシュ。それからコブシを背中に入れてグリグリグリ。
そ、そこだ・・・ウ〜〜いやいやいや気持ちいいわ。
そして、少し気持よくなってくると、今日もまた美人のマッサージさんが現れ私に話しかけてくる。
『あら、今日は運動していないみたいですね』
”そ、そうかい・・・今日は忙しくてさ・・”
『はは〜ん、またそんなウソこいて。私はすべてお見通しなんですよ。中性脂肪を燃焼させると誓った日からまだ一週間ではございませんか』
”だってさ、今日はこんな事があったんだよ・・”
『あらまあ、そりゃそりゃお疲れさま』
”私にしてはしんどかったんですよ”
『よしよし・・がんばったねえ。でもね、どうせなら明るく受け止めた方がよろしいですよ。運命の時間の長さは変わらないのでございますから』
彼女は、私が何度挫折しても、絶対に見捨てず優しく叱る。
”そうだね、そうだね・・・あ、そこそこ、モミモミして・・”
しだいに体に血が巡ってくると、布団だけど、まるで親鳥に暖められている卵のような気持になるのだ。
”じゃあまた明日ね”
『はい、おやすみなさいませ。あ、そうだ、あなたさっき、夜も10時を過ぎているっちゅうのに、スナック菓子食べてたしょ、それ、レッドカードだから』
”め、めんぼくねえ。反省反省”