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昼間のファーストフードのお店はすいていました。
何を頼もうか、このふわふわミルクが美味しそうな暖かい抹茶ラテにしようかな。
「いらっしゃいませ。番号をお呼びしますので、少しお待ちください」
席に座って待つ事にしました。
・・・・・まだかな。
しばらくしても”19番”の声がかかりません。
少しすると、私と同年代とおぼしき店員さんがやってきて、「すみません、もう少しお待ちください」と言って、お水を置いてくれました。
はいはい。
抹茶ラテしかお願いしていないのに、わざわざお水を出してくれるなんてね。
・・・・・・・・・
まだかな・・・・・・・・
また、さっきの店員さんがやってきました。
「あ、あの、申し訳ございません。機械の調子が悪くて、もう少しお待ち頂けますか?」
「そうですか、わかりました」急いでいるワケでもないからゆっくりでいいです。
・・・・・・・・・・・・・
でもって、しばらくすると、またまた彼女がやってきました。
「あの、申し訳ございません。違うものを御注文頂けないでしょうか?」
やっぱり機械の調子が悪いようです。
おばちゃん店員さんは、予期しないアクシデントにちょっとオロオロしながらも、私とお店の奥の機械を気にしています。
わかるなあ。気をもんでいる彼女の心が、同年代の私としてはよくわかるような気がしました。
きっと彼女はいい人よ。
”お客さんを待たせちゃうな・・・”とか、”その間の時間をどうにか繋いでいかなくちゃ・・・”とか。
結局さあ、ハタ(よそ)から見ると、ただオロオロしているおばちゃんにしか見えないけれど、彼女は今一生懸命なんですよ。
親近感わいちゃうな。
「それじゃあコーヒーをお願いします」
「ハイ!コーヒーですね」
その時、奥の方から”直った”との合図があったみたいです。
おばちゃん店員さんは、2つ3つうなずいてから、
「あ、お客様、機械が直ったそうですので、抹茶ラお持ち致しますので、もう少々お待ちください」作り笑顔で厨房のほうに戻って行きました。
まもなく登場した抹茶ラテ。カップの上には真っ白なクリームの泡がほんわり乗っています。その上に、ほんの少しかかった抹茶がおシャレだね。
両手でカップを包んだら、お〜あったかい。
おばちゃん店員さん、今度機械が壊れても、けっしてあなたのせいじゃありません。
頑張ってくださいね。ごちそうさま。
友達の家に遊びに行った時に一人分の抹茶ラテを何十袋ももらってきました。美味しいですよね。
いや~、こういう時こそおばちゃん店員の出番ですよ。
マニュアル対応しかできない若い店員さんとは気働きが違いますもんね。
おばちゃんバンザイ。
やっぱし歳の功だね。孫のケーキを買う為、有る有名なお店に行った時の事。プレートにチョコレートで名前とお祝いの言葉を書いて貰う注文をしました。そしたら若い女の店員がここで待っているからと言っているのに、紙を持ってきて名前と電話番号を書けと言うんだ。よほどキャンセルしようかと思ったが、ぐっとがまんしたよ。あまりしつこく言うんでここに居ると言ったら年配の上司が目で合図してきて事なきを得ました。まったくマニュアル通りで臨機応変は無いのかと思いました。二度と来るかと思ったが、美味しさには負けて、クリスマスも行こうと思っています。〔弱い立場のチョイ悪爺ィやです〕
すばらしい ほんと すばらしい お客さんですね
こんなにおおらかなお客さんが今でもおられるのですね
店員さんの接客態度・心境の観察描写を冷静にしながら立腹もせず静かに待つお客様
変更依頼されて注文しなおしたコーヒーが添えられてこないこの店のマニアルはどうなっているのでしょうね
予期せぬトラブル発生した場合の接客マニアル製作の必要を教えてあげたいものですね
へろへろさんへ
ほーんとに美味しいです。
抹茶の香りがよくって、ちょっと幸せ気分になりますね。
もみじ さんへ
その通りですね。
おばちゃんが身につけた人生のワザですもね。
私も、このおばちゃんのように、人の気持ちを大切にできる広になれればいいなと思いますが、なかなか、自分勝手な私です。勉強になりました。
チョイ悪爺ィや さんへ
そうですかー。
若い店員さんの、マニュアル通りの対応に閉口しちゃう事は、たまにありますね。
店員さんも一生懸命なのでしょうから仕方ないと自分にいいきかえます。
それより、弱い立場のチョイ悪爺ィやさん、なかなかいいんでないかい。
片思いさんへ
こんにちは。
このお客さんはヒマだったので、人間ウォッチングうをしていたんですね。それに、同年代の店員さんだったのが、とても親近感がわいたのだと思います。
トラブルはつきものなので、おっしゃるとおり、”トラブル発生した場合の接客マニアル製作”は必要だと思います。