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実家で片付けものをしていた母が、
「これ、懐かしいしょ」と言って、タンスの上から古い洋服の箱を下ろしました。
うわあ、『マルトモ金市館』の箱。
金市館と言えば、札幌の狸小路にあった、今はなきデパートです。
昭和の札幌っ子にとっては、丸井、三越、五番館デパートと並んで、庶民のデパートの1つでした。
私のようなおばちゃん、おじちゃんが小学生だった頃にね、お小遣いでも買える切手の収集が流行りました。
ここ金市館には切手販売コーナーがあったので、時々、札幌の町に行って、お店のケースの中に入っている『月に雁』とか『見返り美人』なんて切手を眺めていた事を思い出します。
余談ですが、当時、手稲の町は、まだ札幌市ではなく札幌群だったので、私達、手稲の住民は札幌の中心に行く事を『札幌の町に行く』と言っていました。だから今でもそう言っちゃうね。
1枚10円とか20円とかの記念切手を、子供達が大事にスクラップブックに納めました。
当時の小学生だもの、そんな高価な切手を集めるなんてできるワケないのにさ、キズや指紋がつかないようにと、切手をピンセットでそっとつまんだりしていたもね。
そんな、思い出のあるデパート『金市館』。
この箱を開けたら、ホントに、私が小学生の頃に母が着ていたコートが入っていました。
私が「うわあ、すんごい年代もんだね。こりゃ、使うとしたらテレビ局の衣装室くらいでないかい。投げれば(捨てれば)いいべさ」と言うと、
母は「そうだけどさ、捨てられないのさ。あんたら小さい頃にコレ着てたべさ」と言いました。
そうか、そうだよね。
もしこのコートを捨てちゃったら、子供を育てながら毎日を無我夢中で生き抜いた過去を知る者がいなくなっちゃうもね。
使わないタンスの肥やしがあっても、それはそれでいいのか。
そうだ、タンスの肥やしと言えば、すっかり肥やしになっている切手のスクラップブック。
あれから時は流れて40数年。
ヤフーのオークションを覗いてみました。
旦那さんが持ってて羨ましかった『月に雁」(未使用)は・・・・・おお!!1,600円!
私が持ってる『見返り美人』はどうかしら・・・・あら、1.300円!!
なかなかいいんでないかい!!
売るか!?
いやいやきっと、これも思い出の肥やしだね。
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思い出のタンスの肥やしって?タイトルがいいですね
物を捨てれない私・・・
この間 テレビで 幸せ住い空間のカリスマ女性が言っていました
使えるか使えないか 使うか使わないか
物を使ってこそ意味がある!!と言っているのを聴いて
なる程と思いつつ?
どこか違和感を持ってしまうカリスマじゃない私?笑
ムダを省くことに しばし時間をとっていた時期があったのですがムダはムダで 大事な時間なのですよね?・・♪
箪笥のこやしと言えば「着物」。チョイ悪爺ィやの家にも「鬼嫁」、嫁に行った娘二人分が沢山有ります。娘に「嫁に行ったのだからもって行ったら」と言うと置く所が無いと。使う時にとりに来るとか。先日も「孫の」使わなくなった玩具」をダンボールに入れてさっさと2階に運んでいました。何なんだ我が家の二階の部屋はレンタルルームか。(孫も一緒に来るので真烏賊)
すみれさんへ
おんなじです~!
私も全然カリスマじゃないです。
一度捨てようと決心しても、やっぱり元に、戻してしまいます。
チョイ悪爺ィやさんへ
わかるわかる!
私もしばらくの間そうでした。
ここはひとつ、可愛いお孫ちゃんに免じて差し上げて下さい。
チョイ悪爺ィやさんの下がった目尻が目にうかびます。