北海道・札幌発・だべさ通信5

環境変化で突然変異・・バッタ塚

Pocket

PR

「みなさ〜ん。楽しい夏休みは何処に行ったのかな〜」
長男が幼稚園の頃、参観日に、先生が夏休みの思い出を子供たちに尋ねまし た。

 

「うみ〜!!」「ディズニーランド!」「ハワイ〜!」おお〜。
『バッタづかあ!』と答えたのは長男です。

 

明治の頃、十勝地方で大発生したバッタの大軍が札幌を襲ったという記録が 残っています。空はバッタで真っ黒になり、大事に育てた農作物を襲い、畑は 全滅。人々はバッタの卵を土に埋め、バッタ塚を建てました。

 

 

この襲撃バッタは、特別な種類なのかと思っていたらそうではなくて、そのへんに飛んでる普通の殿様バッタなのだと聞いてびっくり。
日照り続きで食料がなくなると、殿様バッタ達は集団になって卵を産むのだそ うです。
次の世代の時も食料難だと、また同じ事をくり返す。
そうしているうちにバッタ達は、ピョンピョン跳ねる体から長距離を飛べる体に変化す る。
体の色は黒くなり、性格も凶暴化、町から町へと襲いかかる、それはまさに 仮面ライダーの悪役、ショッカーみたいな集団に変化するというのです。

 

 

結局、襲撃バッタがいなくなったのは、人々がバッタを退治したからではな く、雨が多くて気温の低い夏が来た事で、バッタの卵がふ化しなかった為では ないか、と言われています。
バッタ塚は、札幌、手稲区山口の、ゴミ消却施設の傍に、ひっそりとありま す。たまたま、そこを通りかかったので、ちょっと車を降りて尋ねてみたので した。
それにしても長男よ、夏休みには海にも連れて行ってやったしょや!

 

人気ブログランキング
に挑戦中です!ポチっとして頂けるとランクup。励みになります。

人気ブログランキングへ


 

Pocket

4 Comments

  1. 片思い

    バッタの生態よ~くわかりました
    普通種とは知りませんでしたし、北海道に襲来があったことも初めて知りました
    卵を埋める発想も????です
    子孫を残すために環境が悪くなると卵を沢山産むのは理解できます
    植物でも花や実をたくさんつけること実感してます
    ご長男さん 数ある体験の中で、『バッタづかあ!』 強烈な印象だったのですね
    ご両親の説明の賜物だったと確信しております
    山口   広島もあったように思ってます

    Reply
  2. ぽぷら

    片思い さんへ
    生物が、必死で子孫を残す為に行う行動って、凄いと思いました。
    どんな所にも、勉強になることがいっぱいですね。
    広島にある『山口』も、山口県の方達の築いた所なのでしょうか。

    Reply
  3. 片思い

    お詫びします
    山口  広島もあったようにおもってます
    表現訂正します
    貴地には山口あり、貴地には広島もあったように思ってます
    ああ恥ずかし
    もうろくしたわけではありません
    元々、身に付いている表現不足でした

    Reply
  4. ぽぷら

    片思い さんへ
    とんでもありません、お気になさらずに。
    こちらも、勝手に思い込んでしまいました。
    そうそう、山口も、広島もありますよ。ちなみに、釧路には、鳥取もあります。

    Reply

Leave a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA