北海道・札幌発・だべさ通信5

積丹の岩の物語・・・弁慶の刀掛岩&ローソク岩

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どこまでも透明な積丹の海には、いくつもの物語が残されています。
たとえばこの岩。
先端が、クイっと鋭くとがっていますよね。
『弁慶の刀掛岩』という名前がついています。
源義経は30歳にして平泉で死んだ事になっていますが、実は生き延びていたのです。

 

 

北海道にたどり着いた義経たちは、ここでちょっと一休み。
その時、弁慶は刀を掛ける場所が欲しいなあと思い、そばの岩をチョイっとひねりました。
刀が落ちないように、内側に向けて鋭い角度にひねったあんばいが、さすが弁慶ですね。

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ウソでしょって?

・・・・・・・・
遠い昔の出来事は、現代の常識では考えられないのです。

それでは、この岩はどうでしょう。
積丹を訪れた人なら誰でも目を奪われてしまう、『ローソク岩』でございます。

 

その昔、海の女神は、赤い光を出す怪物を退治してほしいと人間の若者に頼み、兜と剣を渡しました。
若者は仲間と一緒に怪物に立ち向かいましたが、その凄まじさゆえに、最後には剣も兜も見失ってしまったのです。
ところがどうした事でしょう。
波がおさまった海には、確かに若者が持っていた兜と、まっすぐ海に突き刺さった剣が残っていたではありませんか!
剣は、怪物をしっかりととらえていたのです。
この岩は、実は若者が怪物と戦った剣の握り部分だったのです!
以来この海には、再びニシンの群れがやってくるようになりました。
(参考=北海道ロマン伝説の旅)

 

 

じゃあなぜこの岩がなぜロウソク岩と呼ばれるのか。
それはね、岩が光ったんだと。
またまた、”そんな事あるわけないべさ”って?
それがさ、そうでもないらしいんですよ。
ニシンが大漁だった頃は、この狭い岩の上には沢山のカモメが羽を休めたものですから、当然のようにフンがいっぱい重なりました。フンに含まれるリンの成分が、夜になるとボワ〜っと当たりを照らしたというのです。
さらに、ニシンの鱗が岩にびっしりついて、岩を光らせたとも。

 

なるほどね。
美しい海には、伝説がよく似合いますね。

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「ねえお父さん、見えるでしょ?最初にローソクに見えるのは仕方ないとして、このお話を聞いたら、絶対に剣にも見えるって」
「そうかあ、オレにはローソクにも剣にも見えないけどなあ」

<写真は旦那さん提供>

積丹地図.jpg

 

 

 

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2 Comments

  1. すみれ

    綺麗な澄んだ海に ぽっかり?
    私も 剣に見えてきました
    昔の 言い伝え?おとぎ話?
    人から人へ 年代もかわり?・・・伝わりのニュアンスも
    かわっていったのかも知れませんが
    ぽぷらさんが 参考にした・・・北海道ロマン伝説の旅
    タイトルからして ぐっときます 笑
    ロマンな お話 だいすきです♪

    Reply
  2. ぽぷら

    すみれさんへ
    剣に見えてきました?
    ですよねですよね~
    ありがとうございます!!フフ

    Reply

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