低料金を利用した早朝ボーリング。
友人と3人集まり運動不足を解消です。
出かけ前に旦那さんに聞いてみました。
「あのさあ、いい点を取ったらいい事ある?」
「そうだなあ、今朝の血圧、上はなんぼだった?」
「120だけど」
「したら120だな」
ほ〜それくらいならチョチョイのチョイだべさ。
さて、朝のボーリング場は順番待ちがでるほどの満員。
ギブスのようなごっついサポーターを付けてピンをはじき飛ばすスゴ腕の人達もいれば、私たちのように運動と井戸端会議が目的みたいなオバさん達もいる。
ボールがあっちこっちと定まらなくても、オバさんたちは元気で重石を投げられる事が嬉しいのです。
となりのレーンに、私たちよりも何歳も先輩とお見受けする女性が二人やってきました。
シューズは自前、ボールはレンタル。
一人のお婆さんは足が少し内側に曲がっていて、たどたどしく歩いてはボールをゴン!と転がしています。
でも、なしてか時々スペアがとれる。
そして、ストライクもとれる。
思わず、すご〜いとみんなで拍手をしてしまいます。
なので、思わず聞いてしまいました。
『あの、いつも来られるんですか?』
「はい、時々ね、運動しないといけないから」
『すごく上手でビックリしました。失礼ですがお歳を伺ってもいいですか?』
すると女性は、少し照れくさそうに
「私なんか若くないのよ90だもの。あなた達のように若いっていいわねえ」
平均年齢60の私たちは目がまん丸になってしまいました。
”若いっていいわねえ” なんて、こっちが時々使っているセリフじゃないか。
かりに彼女が年齢を少し多めに言ったとしても、この年齢までもボーリングができちゃうってことなのだ。
ということは、もう一人の女性も、それなりのお歳なのか。
お婆さんたちは、もくもくと2ゲームを投げると
「私たちは2ゲームでちょうどいいのよ、あと頑張って」と言って帰っていきました。
カッコいい。
見れば使っていたボールの重さは10ポンド。
私たちは全員9ポンドだよ。
残った3人熟女は、お婆さんたちから元気をもらい、そのあとも、ピンを避けるように狙いの定まらないボールを右に左に投げました。
私の点数ですか? 今朝の血圧はちょびっと高かったんですの・・・・
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