旭山動物園のアザラシ館。
アザラシ館と言えば、大きな筒の中を、アザラシがス〜っと通り抜ける様子が人気ですね。
潜ったり浮かんだり、自由にビュンビュン通り抜けるアザラシたちは、実は一緒に首を上下している人間達を見て、おもしろがっているのかもね。
私もカメラを構えみる。
アザラシくるかな〜・・・・・くあるかな〜・・・・・
来た!! シュ〜・・・・ パシャッ!
来たあ〜〜! ビュ〜〜ン パシャッ!
また来た〜〜!! パシャッ!
彼らは水の中からこちらの様子も見ているようで、よそ見をせずにスーっとくぐり抜けるアザラシもいれば、チラ見していくアザラシもいる。
しばらく見ていると、 ” 仕方ない ”と思ったのかどうかはわらないけど、そのうちゆっくり通り抜けてくれました。
パシャッ!パシャッ!
アザラシ達を間近で見る事ができるので、『水中スペシャルボディ』っていうプレートが置かれていました。
ここに注目!
そこで、旭山動物園のアザラシ舘に来たら、ココを見ると5倍楽しめる方法です。
前足と後ろ足には水かきがあり・・・フィンのような形をしています。
ほほう・・・アザラシの足の指と指の間の皮が広がって水かきになっていますね!
このウチワみたいな足で水を押しのけ、水中をビュンビュン泳ぐ事ができるんですね。
スペシャルボディその2)潜水能力 しばらくの間寝られる
アザラシは、20〜30分も水中にいる事ができて、寝る事もできるんだって。
いったい体の仕組みはどうなっているんでしょうね。
最近の研究では、潜水能力のすぐれているクジラやアシカ、アザラシなどはミオグロビンという特殊なタンパク質を筋肉に沢山もっていって、この物質は大量の酸素を貯蔵できるため、長時間の潜水が可能なのではないかと言われています。
もしこの作用をうまいこと人間に利用すれば、しばらく潜ったままで貝取りできるかもね。
スペシャルボディその3)器用な鼻
鼻は開閉する事ができる。
確かに!水の中では広がっていなかった。
なのに、水中から顔を出したとたん、思いっきり鼻の穴広げていました。
人間は指で鼻をつままないと鼻の穴を塞ぐとができないけれど、アザラシはそれをいとも簡単に開閉しちゃうってことです。
小鼻がとても柔らかそうだもね。
あ、男の子!
女の子ね・・
わかりやすいように、写真を上下 逆にしてあります。
お腹に見える3つのくぼみの上はおへそ、下の2つはおっぱいなんですって。
こんなに近くで観察できるのも、旭山動物園ならでは。
観察しやすい〜。
アザラシ館に来たら、こんなところにも注意して観察してみてはいかがでしょう。
動物園がもっと楽しくなりますよ。
筒の上は外に通じています。
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アザラシ館の片隅に置かれていた、アザラシ体験コーナー。
なになに、『アザラシのヒゲは毛根に神経が集中して魚などの動きを振動で感知します・・・・』だと。
これがヒゲね。
たわしの毛みたいに固くてピンとしていますよ。
『ゆっくる水の中でふってみてね』か・・・・こう?
洗面器の中にヒゲを沈めて揺らしてみました・・・・
お、おお〜〜〜
なんかね、ブルブルブル・・・って釣り竿の先にお魚がひっかかったときのような、バイブレーションに似た感じがしますよ。
このコーナー、殆ど人は素通りしていたけれどおすすめ。
やってみたら、アザラシに(体型意外にも)もっと近づいた気分。
『今、アザラシは害獣と呼ばれています。漁をしてつ構えたさかなを食べてしまうからです。
しかし海の魚は人間だけのものではないはずです。・・・・・共存していく為に私たちは考え、行動しなければなりません』というプレートも。
” 悪者かそうでないか ” は、自分の立場からみて ” 有益か不利益か ” という事なんですね。
相手が動物に限らず、人間同士の世界でも、力の強い者がなぜかしら英雄になっている事が多いですね。
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