北海道・札幌発・だべさ通信5

道庁赤れんが庁舎の歪んで見えるガラス窓

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道庁の赤れんが庁舎、庭を横断する事はよくあっても、建物の中に入ったのはもう何年も前のこと。
観光客の人達がけっこう出入りしているのにつられて、私もちょっとお邪魔してみる事にしました。

この建物は、アメリカ風ネオ・バロック様式という建築方法で1888年(明治21年)に建てられたそうです。一度、火事にあって、内部は焼けてしまったけど、レンガの壁はしっかり残ったそうです。では行ってみよう。

道庁赤れんが庁舎

 

■  赤れんがの★は北海道開拓の北極星

窓の上についている赤い★は北極星です。高い木がそそり立つ原野から見上げた空に、いつも輝いていた北極星は、北海道を開拓しようとした人達にとって、まさに希望の星だったことでしょうね。

サッポロビールの★のマークも同じ、開拓史の北極星です。
札幌の時計台にも★のマークがついていますよ。

道庁赤れんが庁舎の星

道庁赤れんが 入り口

玄関のノブ、最近なかなかないね、この形。

玄関のノブ

 

 

■ 重厚な建物は今も健在

玄関を入ると、正面には赤いジュータンの敷かれた広い階段があります。
ドラマのセットみたいだね。

道庁赤れんが

見上げるとこんな感じです。

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■  古さが作る歪んで見えるガラス窓

2階に上がるまえに、階段の裏に回ってみましょう。
ここには、なんにもないんだけどね、とても素敵な絵がみられるんです。
左の絵じゃなくって、窓のほうをご覧下さいませ・・・・
向こうに見える建物が歪んで見えませんか?

道庁赤れんが

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1階の『休憩室』と書かれた部屋は、お土産物屋さんになっています。
ここはお土産物やさんの窓。

赤れんが窓

 

 

以前、聞いた話ですが、建物にはめてある窓ガラスは、できるだけ当時のものをそのまま使っているそうです。
昔は、1枚1枚手作りだったので、ガラスの板には少しの厚みの違いや歪みがでるそうです。
それが、窓の外の景色を歪ませて、こんなふうに見えるわけです。

さて、階段を上がって2階に行ってみましょう。
2階の部屋は資料室しなっています。
私が以前来たときとは、昔懐かしい石炭ストーブなんかが展示してあったんだけど、もう、すっかり内容は変わっていました。
正直、パネルが多いな・・・

道庁赤れんが

ここは、歴代の知事さんのお部屋です。
イスやソファがいっぱい置いてありますが、座ってはいけません。

道庁赤れんが

 

 

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知事さんの席の後ろの窓は、寒さを通さないための2重窓です。
そのせいか、外のレンガがまるで油絵のような絵画的景色。

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ガラス窓

 

 

札幌に住んでいながら、まだ一度も入った事がない方もいるかもしれないですね。資料室には、北海道の観光や歴史の資料などが展示されていますが、建物の雰囲気を味わうのもなかなかいいです。

ちょっと待ち合わせの時間に余裕があるときに、立ち寄ってみてはいかがでしょ。

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<入場は無料>

北海道庁に展示されていた石炭ストーブ

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4 Comments

  1. もみじ

    私も何年か前に行ったことがあります。
    素敵ですよね。
    カーテンのフチにフリンジがたくさんついているところをみただけでも
    手がかかってるなぁ…と感動します。
    昔の窓ガラスも情緒がありますよね。
    ドラマのセットで使うガラスは今のガラスを使うしかないので
    樹脂を塗って雰囲気を出すということをちょっと前の朝ドラのHPで知りました。

    Reply
    1. ぽぷら (Post author)

      もみじさんへ

      カーテンの、あのフチのことはフリンジっていうんですね。
      またまた、新しい事がわかりました。
      そういえば朝ドラに登場する昔のガラスまど、モヤモヤってなっていました。
      樹脂を塗っていたとは知りませんでした。

      Reply
  2. t22t

    道庁庁舎のガイド有難うございます
    歴史と重厚さを感じました
    ツワーガイドとご一緒に入庁案内を戴いた気分を味わいました

    Reply
    1. ぽぷら (Post author)

      t22tさんへ

      訪問して下さりありがとうございます。
      札幌に住んでいながら、めったに入らない所です。
      でも、自分の町にあるもですから、改めてじっくり見てみることも必要な事ですね。

      Reply

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