北海道・札幌発・だべさ通信5

おじさんがオヤジギャグを言う理由は脳のブレーキが効かないから

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おじさんがギャグを言う。

「バナナが大好きでねえ。そんなバナナ、、、ヒッヒッヒ」

・・・・・

 

「おお、いまのギャグ上手いねえ、座布団一枚!4枚になったね、じゃあ、これでおしまい(4枚)クックックッ」
 ・・・・・

 

ためらいもなく、面白いわけでもないのに、おじさんたちはギャグが言えちゃったことに自己満足!それが、自分ながら高度だったりすると、顔のほころびが止められない。周りの空気なんて読めない読めない。っていうか、いいのよ、自分にウケたのだから。
どうだい、なかなか冴えてるべ〜 とみんなにアピールしたいのです。
ウチの旦那さんもね、これがよく言うんですよ。

 

先が読めちゃうギャグもあるけど、時々、ほほーーと感心するギャグが登場するときもあるので、そんなときちょっと誉めると、それはそれで、嬉しいらしい。ん?ダジャレとギャグは違うのか?・・・(ダジャレは似たような言葉を交えたユーモアのある言葉あそび、ギャグはどうさや仕草を交える・・・らしい)

 

オヤジギャグを言う理由には脳のブレーキが効かなくなるから

 

おじさんたちは、どうして時には感心するような、そして殆んどはどーしょーもないダジャレを言うのか。
その答えを、先日NHKのテレビ『チコちゃんに叱られる』が教えてくれました。

 

おじさん達は、若いころから沢山の情報を得てきました。歳をとるごとにその情報は増していき、おじさんになる頃には、そりゃそりゃ沢山の情報が脳に詰まっているわけです。
だから、例えば『バナナ』と聞いたとき、脳は似た言葉を無意識のうちに探し出す。するとバハマ、ばかな、はなわ、などの似た言葉が一斉に出現してくるんです。こんな言葉も知ってるよ。こんな言葉もわかっちゃった。そうなると、それを声に出して言っちゃいたいわけです。

 

でも、若いうちは、『こんなこと言ってもつまんないよなあ』とか、『恥ずかしい』とか、色々な心が脳にブレーキをかけるそうです。
そのブレーキをかけるのは前頭葉の役目なんですと。
ところが、おじさん年齢になると、そのブレーキをかけてくれるはずの前頭葉の抑えが効かなくなってくる。
おじさんは、どーしても自分が思いついたそのダジャレを言いたい!言いたくてたまらなくなる!
それが周りにウケようがウケまいが・・・・いや、ウケないわけがないじゃないか。

 

そしてついに、おじさんは言っちゃうのでした。
「布団がな、ふっとんだよ クックック」
この時おじさんは、一見、平静を装っているつもりだけれど、頬が一瞬緩んで自慢げな顔になる。
どうだい、ウケただろう?

 

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この時のおじさんの脳ブレーキは12歳

 

驚いたことに、そのブレーキの効かなさレベルは、なんと12歳の子供と同じだそうです。
あっちゃー・・・・・
そう言えば、小学生の頃に、男子がよくダジャレを言っていましたっけ。
こうして、人はだんだん子供に返っていっちゃうのか?

 

 

12歳と言えば、そろそろ大人の心を持ち始める頃。だけど、まだまだワキャワキャしたい年頃でもあります。
大人ぶってはみたいけど、やる事はまだまだ子供っぽい。
子供達はこれからどんどん情報を積み重ねるのに対して、おじさんはすでに大人を経験し、数え切れないほどの情報があるのだから、こりゃ使わないはずがないもね。
と、考えれば、おじさんはもっと高度なギャグを使えるはず。

 

女性がギャグを言うことが少ないわけ

 

 

女性はというと、オヤジギャグを言う人は少ないそうです。
たしかに、おばさんギャグなんて聞いたことないもね。おばさんの身である自分も、普段はあまり考えたこともない。
女性の場合は、例えばバナナと聞いても似た言葉を連想するのではなく、売っているお店や、食べ方、食べ頃・・・・など、男性とは違う事を連想するからだそうです。

 

女性の脳の情報は、日常の生活の中で結びつく事の方に考えが膨らんでいくんですね。納得納得。
だからと言って、女性の脳が衰えにくいのかというと、そうでもない。
自分の場合は『都合の悪い事はすぐ棚にあげちゃう・・そしていつの間にか忘れちゃう・・・忘れちゃうのでまたまた他人様の事に意見しちゃう・・・また都合の悪い事を棚にあげちゃう・・・・』の繰り返し。
この棚の多い事多い事。しかもさ、そのうち、棚に置いてあるものは消滅しちゃうもんで、さらにどんどんといくらでも置く事ができる。

 

 

なのに、昔の事を思い出すブレーキは防げない。
昔、こんな事があったじゃないの。それに、あんな事も、こーんな事も、あーゆー事だってあったじゃないか。忘れろったって忘れられませんよ。
ほーらほーら、ブレーキがかかりません。

 

楽しんで生きる

 

でも考えてみると、おじさんたちの口からこぼれるダジャレやギャグは、それだけ沢山の仕事をしてきたのだと考えてみれば、もうブレーキ がかからなくてもいいのかもしれない。
そろそろ、楽しい自分を取り戻そうとしているようにも思えてきます。
たとえイマイチのギャグだって、本人が楽しいんだったらいいもんね。

 

どーせやるからには、脳内のありとあらゆる情報を模索し、高度なギャグが言えたらいいね。
『ん〜〜 そだねー そんなシャレはいいなシャレ・・・・とか?』

もうこれ以以上は、ブレーキ年齢が下がりませんように。


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2 Comments

  1. テト母

    私も毎回チコちゃん、観ています。
    目の付け所が面白くて、
    チコちゃんの返しのセンスが抜群です。

    おじさん達はそれだけ頑張って来たんだね〜って思うと
    だじゃれも許しちゃう。

    Reply
    1. ぽぷら (Post author)

      テト母さんへ
      こんにちは。テト母さんも観ているんですね! 私も毎回、へ〜ほ〜〜っと関心しながら観ています。
      おじさんのギャグには夫婦とも大笑いするやら関心するやら。今では旦那さんがギャグを言うたびにクスクス笑っちゃってます。ギャグの内容ではなくてですよ。

      Reply

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