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おじさんは、いつもほがらかで、決して回りを不愉快にさせない紳士です。
「ははは、僕は一度死んじゃったからね」
死んだ?
「ああ、事故でね」
おじさんは若い頃、地上30mからあやまって落ちてしまったのだそうです。
大けがのうえに意識不明で、目がさめたのはなんと事故から一週間後。
「何も覚えていないと思うだろ。それがさ、三途の川まで行ったことだけはしっかり覚えているんだよ」
え~!さんずのかわ!
おじさんは、そのときはっきり見たという光景を話してくれました。
「自分は川の手前にいるんだよ。そしてさ、川の向こうには着物を着た人が何人もいるんだなあ。それがみんな、楽しそうなんだよ。僕も行っちゃおうかな~って思ったんだけれど、やめたのさ」
ゾクゾク・・・
そういう話はよく聞くけれど、本当に三途の川なんてあるのかな。
夢じゃなかったのかな。
「水は冷たかったな~、今でもその感覚は覚えているよ。あまりの冷たさで、川を渡るのをやめたんだから」
わわ、そんな感覚もあったのかい。
「それに、みんなのあの幸せそうな顔もね」
うわあ~~・・
あの世では、みんな幸せになるのかな。でも、水の冷たいのは嫌だなあ。冷え性にはちと辛い。
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素朴な疑問です
三途の川には橋掛ってないのですね
渡し船があるのだと思い続けておりました
船賃にするために、紙の銭を持って旅立つ物と信じ続けておりました
冷たい水に入り歩いたり、泳いだりして渡る方法しかないのでしょうかね
近いうちに旅立つ状況になりつつの私にはかなり気になることです
おじさまに確認いただいて続きの掲載お願いできたらうれしいです
勝手言います
片思いさんへ
なるほど、そうですね!
もしかしたら、三途の川に降り立つ場所にもいろいろあるのでしょうか。
橋のかかっている所、かかっていない所、川の流れのゆるやかな所や急な所、深い所浅い所。
降り立つ場所によって、人生が変わるのかもしれませんね。
ありがとうございました
とても参考になりました
彼岸でも、人それぞれに降り立つ場所が定められているのですね
この世への誕生と変わらないのですね
あ~あ~!!!!
片思いさんへ
とんでもございません。
片思いさんのお話が、とても参考になったからですよ。
三途の川に降り立つ場所は、生きているときの精進によってかわるのでしょうかな。