きれいなアザミ・・・・じゃなく、これはゴボウの花です。
畑のゴボウがいつのまにか野生化したもので、その名も野良ゴボウって言うそうです。
日当りのよい場所にピンクの花を咲かせてぐんぐん伸びて、いつのまにか人間さまを見下ろしている。
これがゴボウと知ったときは、
”根っこをほじくればゴボウ買わなくってもいいの?” と思ったけど、そこが素人の浅はかさ・・・・
野生化したゴボウは、掘っても立派な根っこではないんですと。
やはり、畑のプロが作っているから、立派なゴボウになるんですよね。
それどころか、自由になった野良ゴボウは札幌のあっちこっちで大繁殖!
北海道の気候が気に入って、とうとう、札幌市民が大切にしている国の天然記念物『円山原始林』へも、ジワリジワリと迫ってきているというのです。
人間が引き抜こうとしても、相手はゴボウ。簡単に根っこは引き抜けないもね。
今では外来種として駆除の対象になっている野良ゴボウ。
もしすんごく美味しいなら、山菜のように採られて消えてしまうでしょうに、なんせ相手は一筋縄ではいかない根っこが自慢のゴボウだもんね。
こうしているあいだにも、野良ゴボウは、見えない土の中に長~い根っこを伸ばし、手始めは札幌を飲み込んで、そのうち地球をゴボウの惑星にしてしまおうと、密かな野望を持っているのかもしれない。
恐るべし、野良ゴボウ・・・・
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