写真の世界は今でこそデジタルですが、ついこの間まではフィルムの世界。
旦那さんがこの世界に飛び込んだ40年前は、もちろんフィルム。
名の知れたカメラマンに弟子入りして写真を学ぶのが当たり前だったそうです。
今日は、そんな時代を共にした写真家の方の投影会に呼んで頂きました。
世の中不思議なもので、私の幼なじみのせいちゃんとも、お知り合い。
私たちは、会場で3人並んで座って、さあ、始まりです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
草原の木の枝に、白いワンピースの少女が座っています。
「これは、僕がまだ写真家になりたての頃でして・・・・」
風も草原も太陽を浴びて、明るく清楚な写真です。
それからどんどんと写真は移り変わり、ニューヨークの摩天楼、外国人のモデルが登場し始めました。
着ている洋服の面積は少なくなり、ついには胸が露出、体操選手さながらのポーズ!
は〜・・・ほう・・・・・・ありゃりゃ・・・
光と影の演出を受けて、彼女たちは見ている人を異次元の世界に導こうとしているかのようです。
会場に集まっている、とくに男性の皆様は、公然と見る事のできる画面いっぱいのその写真を、魔法でもかけられたのように見いってる。
そういう私も、そのふくよかな胸に、あらあ・・・と見いっちゃったけどさ。
でも、何枚も続くと、飽きてくる。
「さて次は風景の写真に移ります」
前の写真とはうって変わって、それは広大な山の景色であったり、氷の世界であったり、身近にいる動物達の写真が登場しました。
新雪から顔を出したエゾリスが、こちらをひょこんと見ている写真。
飛び跳ねている写真。小リスが不思議そうに何かを見ている写真。
まあ、なんてかわいい。おばさんは、こういう写真に癒されるんだよなあ。
投影会の終了後、旦那さんとせいちゃん、写真家さんの3人は、あのときの誰々さんはこうだったとか、あの店は今こうなったとか、懐かしそうに話に花を咲かせていました。
帰りの電車で、せいちゃんが言いました。
「いやー今日の写真はいかったねー。そのあとのリスの写真はそーでもなかったけどなあ」。
「あら、そうですか?私は、リスの方がよかったように思いましたけどね」と私。
「リス。リスよりはやはり、あちらでしょう」
「目の保養ってやつ?」
「そうそう、それさ」
癒しになる対象のものは、人それぞれだもね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そういえば今日のご飯のとき、
「奇麗なお姉さんが傍にいたら、食欲わくんだけどなー」という次男に、
旦那さんも「そうだよなあ」なんて言いながら楽しそうにご飯を食べていた仲良し男子。
「お母さんがここにいるじゃないの」と言ったら、何も答えず口だけ動かしていたよね。
なしてそこで、黙るのさ。
面白かったらポチっとね。
おっしゃられる通り
癒されるものは人それぞれです 写真の癒されも人それぞれですね
ぽぷらさんがそばにおられるから、お二人の男子食欲旺盛なのですよ
旺盛を満たすために、口もきけないのですよ
息子さんのおっしゃられたことのひたすら実践中ですね
t 22 t さんへ
嬉しい救いの手、ありがとうございます。
人の感じ方は色々ですものね。
違うからこそ、面白いんですもね。