北海道・札幌発・だべさ通信5

純真無垢な赤ん坊には見えない誰かがあやしてくれる

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「お母さん、とうとう○○ちゃん、誰かと話し始めたよ」
ぷっくりと一回り大きくなった王子様の動画を長女が送ってきました。

 

 

生まれて2ヶ月が過ぎ、動画の中の彼は、元気に手足をパタパタさせて、しきりに空中を混ぜ混ぜしています。
アア〜〜〜ウウ〜〜〜
確かに、誰かと話しをしているように見えるね。
『赤ちゃんは生まれて少し大きくなると、誰かと話しを始めるよ』
長女は、以前私がそんな話しをした事を思い出したのでしょう。

 

 

自分の子ども達が赤ん坊のとき、家事の合間に声のする方に目をやると、赤ん坊がしきりに誰かと話しをしているように見えた事が何度もありました。
不思議なことに、その視線の先は1点に注がれ、覚えたばかりの高い声、低い声を上手に使ってア〜ウ〜と会話をするのです。
話し相手はいったい誰?
光る大きな羽根を持った妖精か?
それとも、あの世から遊びに来た先祖さまか?

 

 

動画を見ながら、彼の視線の先をマジマジと見ても私には何も見えません。
やっぱりね、純粋無垢な赤ん坊だからこそ、そこにいる誰かが見えるんだろうな。
こんなに嬉しそうに手足をバタつかせているところを見ると、相手はもしや・・・・・・婆ちゃんかも。

 

 

大人になって、世間のしがらみや損得の中で生き始めると、透き通った心に霞がかかってくる。
もし、私の心に何のけがれもなかったら、赤ん坊のようにご先祖様に会うことができるんだろうか・・・・・
はっ・・・やっぱしいいや見えなくて。もし見えたら怖くて眠れなくなっちゃうもん。
赤ん坊って、すごい度胸してるなあ。
これからも、時々やってきて話し相手になってあげて下さい。
あやしてくれてありがとう。

 


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