北海道・札幌発・だべさ通信5

涙もろくなるのは共感が増え脳のブレーキが衰えるから

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今の世の中は、ネットというツールを使えば昔懐かしい映像をいつでも見ることができる。
最近、旦那さんは夜中に一人で笑ったり泣いたりしているらしい。
「いやあ、この間見たのは泣けたべや。なんてことない場面なのに、なぜかグっときて涙が出るんだわ。昔はこんなことなかったのになあ」
夜中の事務所で大の大人が灯りを消した暗い部屋で、ブルーライトの向こうを見つめて泣いているのね。変われば変わったもんだ。


そう言う私なんかは、もっとひどい。
幼い子供の悲しいニュースを聞いては涙、頑張った様子を見るとまた涙。ニュースやドキュメント、ドラマ。悲しくても感動しても、鼻の頭が熱くなって涙がタラ〜〜っと出てきちゃう。
今朝は朝ドラに、たったの5分で泣かされた。
母が息子に向かって言う ”どんなことがあっても母さんはあなたの味方だよ、あなたがやりたいことをさせてあげたいだけ・・・・”

きたあ〜〜!ウウ・・・・・

鼻水と涙が、ほうれい線の溝に流れ込み、口の周りの納豆のネバネバと混ざり合う。ティッシュでググイと拭きとってやったけどさ。


それにしてもおかしい、若い頃は、やれ事実と違うだの、いきなり事件が解決しすぎるだの、イチイチ理屈をこねるイヤな女だったじゃないか。
そういえば、人は年を重ねると涙もろくなるのは本当らしい。
以前、チコちゃんが言っていたっけ。


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年を重ねると涙もろくなるのは脳のブレーキが緩むから


NHK『チコちゃんに叱られる』のチコちゃんによると、年を重ねると涙もろくなるのは共感することが増える事と、脳のブレーキが効かなくなるからだそうです。



年を重ねるということは、多くの事を経験しているということ。
だからその分、多くのことに共感できる。
例えば、
『赤ん坊の夜泣きが続くと辛い・・・・ん、ん、そう・・・辛いよね・・気持ちが折れそうになるよね』
『子供が熱を出すと心配・・・心配心配! 死ぬほど心配! 時々、息をしている??なーんて確認しちゃったりしてね』
『大きくなった子供がやんちゃすると、親は心配・・・そうそう、あーなったらどうしよう、こーなったら仕方ない・・・とかまで思っちゃうもね』
多くのことを経験した分、共感できることも増えるわけです。




医学的な面から見た場合は、年をとるほどに脳のブレーキが効かなくなるんだとか。これはもう生物の宿命。
どんな人でも、ブレーキが緩んできちゃうのね。
だから、
『 ”お父さん、長い間育ててくれてありがとう、私幸せになります” なんて、言われた日にゃあ、お父さんはもうボロボロになっちゃう。



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番組では、同じ映像を色々な世代の人に見てもらいました。
その結果、
男の子が頑張って逆上がりを練習する映像では子育て世代がもらい泣き、家族のために海に出る漁師の映像では年配世代が涙する。
これはやはり、共感できる部分があるからでしょうね。


一方で、20代の若者世代では、『面白い』や『楽しい』などといった感情が多いという事がわかりました。


面白いとか楽しいとかは、自分一人でも感じることができる事。
だけど共感は、必ず相手が存在するから、誰かを思うことになりますね。


人は年をとるほどに、どこかで孤独を感じ始めるのではないでしょうか。
それから、ちょっと寂しいことにも気づき始める。
だから神様は、いつも誰かと繋がるように、年をとるごとに誰かに共感する心を増やしてくれているのかも。
ついでにね、今まで我慢してきたんだからブレーキもちょっと緩めてやっか・・・・とネジを回してくれたのよ。



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