北海道・札幌発・だべさ通信5

地面の下は春氷

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事務所に戻ると「婆さんが家の前で転んだぞ」と旦那さんが言いました。
「あら、大丈夫だったの?」
「さあな、でも動いているから大丈夫だべ」
滑りやすい地面は、雪国の老人とっては命にかかわるほど危険です。
足の骨が折れて、そのまま寝たきりになってしまう事があるからです。

 

 

ちょっと様子を見てきましょ。
「トントン、婆ちゃん入るよ」
「はいよ~」
「転んだの?」
「転んだけど大丈夫だあ」
婆ちゃんは、ソファの回りを歩いていたので、確かに大丈夫のようだね。
「そうかい、いかったいかった」

 

ここ数日、札幌は穏やかな日が続いていたので、一旦解けた雪が氷になって、地面にへばりついているのです。その上に新しい雪が積もるので、油断をしてるとダルマ落としのように足をすくわれてしまいます。

2月が始まって、これからはシバれる夜と柔らかい昼間とが、行ったり来たりの繰り返し。
夕方の、カーテンを引く時間が、少しずつ延びてきましたよ。
今までなら、すぐに暗くなってしまっていたのに、ここ数日は、薄暮の景色が残っているので、じんわり嬉しく感じます。
少しずつだけど、確かに日が長くなっているのですね。
北海道に住む人は、やっと冬の折り返しが来た事を、誰でも感じ始めています。

 

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3 Comments

  1. もみじ

    5年ほどとーほくで過ごしたおかげで、
    ぜ~んぜん折り返し点だと感じられないもみじです。
    たぶん、雪解けの季節から、桜の咲く季節までが
    すご~く長く感じそうな予感です。
    そうそう、今日は吹雪の中、買出しに行ったんですが
    横断歩道に積もった雪の下が氷で怖かったです。
    それにしても、べちゃ雪でもないのに傘さしてる人が目に付きます。
    内地から来てる人なのかしらん。

    Reply
  2. 片思い

    地面の下は春氷・・・・?????でした
    初春を迎える季語なのですね
    母上怪我なくて良かったですね
    打ち身もなしですね
    今まで培った受身のノウハウなのですね
    こちらでもカーテン引く時を出来るだけ遅くしてます やはり日差し明るさ味わいたいですので
    この冬雪道初体験しました(8Mほどのべちゃ雪道)
    踏み固められていたので、滑らないように全神経を足へ集中しました
    車で一時間、コーヒー・お茶の水に冷泉水を山の麓へ組に行っての体験でした

    Reply
  3. ぽぷら

    もみじさんへ
    そうそう、最近、特に若い人が傘をさしている所をよく見ます。
    私も、ないてかなーって思うときがありますよ。
    方思いさんへ
    自然の水はいいですね。今年は雪道を体験された方も多い事でしょう。
    足に神経を集中した歩き方になってしまいますよね。

    Reply

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