北海道・札幌発・だべさ通信5

夕張メロンは接木して毎年作られる

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夕張の道の駅 夕張メロード。
スーパーも一緒になっていて、その一角に、お土産品や夕張の歴史などが分かる資料コーナーがありました。
そこに『夕張メロン』ができるまでの大きなパネルも展示されていました。

 

 

メロンと思われる双葉の芽をカッターで切ってる写真があります、これはいったい何をしているの??
なになに、” これは 『割り接ぎ』という接木の方法です。” だと。
台木と呼ばれる双葉をカミソリで縦にまっぷたつ。
その間に、穂木を差し込みます。この穂木は夕張キングというメロンの品種だそうで、クリップで固定すると、ひと月もすると台木と穂木は一体化しちゃうそうです。

150512夕張メロン作り方01.jpg

 

 

『夕張メロンを作るのに、なぜ接木をしなくてはならないのか』
そうそう、そこだべさ・・・
”毎年夕張メロンを同じ畑で作っていると、『連作障害』というものが発生してしまいます。”
あ、聞いた事ある。
そういえば、同じ畑に同じ作物を植えちゃいけないって事だわね。

 

 

”もし連作を重ねていると、ここの畑は毎年夕張メロンが植えられているな!そう分かると、夕張メロンをターゲットにしている病原菌・病害虫が年々増えてしまいます。そうなってしまうと、いろいろな病気にかかってしまって正常に生育しません。”
なるほど!害虫側の気持ちになってのなんてわかりやすい説明!

150512夕張メロン作り方02.jpg

 

 

対処するには土壌を殺菌して病原菌・病害虫を殺しちゃう方法と、土台の種類を色々変える方法があります。
夕張メロンは、土台を変える『割り接ぎ』という方法を使うんだね。
そうすると ”いつも同じものは植えてないよ、ほら根っこも違うっしょ。実は夕張メロンをくっつけちゃってるけどさ、ウッシッシ”
という事で、病原菌や病害虫たちをだまくらかしていたのであった。
だから同じ畑からでも毎年、夕張メロンができるんだね。
他にも、土の温度管理やミツバチの受粉など、沢山の手間をかけて夕張メロンが作られている事がわかりました。
それにしても植物って不思議ですね。

150512夕張メロン作り方03.jpg

 

 

道の駅では、夕張市内の小・中・高の帽章も展示されていました。
閉校になった学校もあり、懐かしい帽章に出会える方もいらっしゃるかもしれませんね。

150512夕張帽章01.jpg
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2 Comments

  1. すみれ

    この間 他県ですがトマトも同じ方法で接木して植えているところがありました
    日本一甘いトマトらしく 普通は上に上に伸びますが あえて横に横に伸ばしてトマトにストレスを与えて?それがぐんと甘みになるらしいのです・・(ストレス可哀相ですけどね?)
    夕張メロン毎年一回はぜったい食べたいと思っているのですが 買えないのですぞー 汗
    昔の夕張は 人口も多かったのですね!

    Reply
  2. ぽぷら

    すみれさんへ
    横に伸ばすトマトの栽培法もあるんですね。
    上に伸びたい〜とか思っ一生懸命にがんばると、甘くなるのかな。
    夕張メロンは、自分ではなかなか買えません。
    お中元で頂くので、その時だけですね。

    Reply

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