北海道・札幌発・だべさ通信5

老眼と鋭い指摘と眼力と

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「あー美味しかった、ごちそうさま。ご飯が美味しいってことは健康って証拠だね、ありがたやありがたや」
そう言って茶碗を置いたとき、次男が言いました。
「お母さん、ご飯つぶが残ってるよ」
え?

 

よく見れば、ご飯茶碗の内側手前に、2粒のご飯粒がくっついています。
『ありゃりゃ見えなかったわ、だってこのお茶碗てさ、内側が白いっしょ、だからご飯粒が見えにくいんだよね』
「最近、けっこう残っている事が多いよ」
『・・・・・そうでしたか・・・・・』
やんわり言ってくれるわりには、鋭い指摘。

 

「下に、鮭、落ちてるし」
見れば食卓イスの足元に、ご飯にまぶした鮭フレークが落ちています。
ありゃあ・・・・
ダブルの指摘に、気持ちがよろめいちゃった。

 

遠くはちゃんと見えるのに、手元だけがボヤけて見えるというのは不便なもんです。
こないだなんか、小さな黒い虫がいたと思ってさ、逃げる前に捕まえてやろうと慌ててメガネをかけてティッシュをもってきたら、虫じゃなくて黒ゴマだったもね。
気付けば、部屋のあっちにもこっちにも老眼鏡が置いてある。
最近はとくに、今見ている自分の世界は、若い頃に見ていた世界とは違ってきているのだということを思い知らされています。

 

さて、翌日の晩ご飯はカレーにしました。
帰宅した次男は、
「あ、カレーだ。なーんか今日はカレーが食べたかったんだよね」なんて言ってる。
んだべ〜〜
目はショボついてきてるけど、そういう眼力は鋭いのさ。

 

ナナカマド


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