昨日、雪かきをしていたら、どこからかクワーックワーッと凄まじい声が近づいてきました。
何がなんだかわからぬままにキョロキョロしたら、突然、屋根の上から何十羽もの鳥たちのV字飛行が現れました。
渡り鳥!!
高度が低いせいか、頭上を通ったときの騒がしさったらハンパじゃない。
クワーッ!クワーックワーッ!クワーッ!クワーッ!
肩をぐんぐん動かして、羽根はわっさわっさと風を切ってる。
その羽ばたきの力強さはには、ただただ圧倒されるばかり。
まるで風と同化したかのように、ものすごい速さで飛んでいます。
渡り鳥のことはあまり知らないけれど、先頭の鳥はリーダーの役目をしているとか、後ろの鳥は集団を守る役目だとか、V字飛行は風の抵抗を最小限にして体力の消耗を抑える合理的な形だとか。
おぼろげながらのありったけの情報を頭の中から引き出すと、先頭の鳥や、サイドを固めている鳥たちが、なぜかしらかっこよく見えてきます。
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”風向きが変わったから気をつけろー” とか、”子どもたちも頑張れー”とか、こんなふうに声を掛け合い励ましあっているのかな。
そんな緊張感が伝わってくるようです。
あのけたたましい声にはびっくりしたけど、思わず応援したくなっちゃいました。
子どもたちー、がんばるんだよー、あともう少しだよー。
あ、カメラ!と気付いて家に駆け込み、パチ!と写したらもう、南の方に消えちゃった。
こんなに近くでV字飛行を見たのは生まれて初めてかもしれないです。
あの鳥たちは、マガンという鳥なのか?
調べてみて、私はマガン=雁 であることを初めて知りました。
夏はシベリアなどで繁殖して、冬になると4000キロを旅して日本にやってくるそうです。
ここまでくればほとんど終盤だね。
札幌の北には、マガンが一休みする宮島沼という有名な沼があります。
きっと、その宮島沼で最後の休憩をとったマガンたちが、南の目的地へ向かって飛び立ったところではないかと思いました。
今年もマガン(雁)が戻ってきた。
そんな光景を「初雁(はつかり)」と言うそうで、秋の季語にもなっているそうです。
マガンは昔いっぱいいて、どんどん食べられたそうですから、
”美味しい雁が食べられるゾ!” という『食』としての季語だったのかな??
でも今では天然記念物。
これからは、” とてつもない長旅に耐えてよく戻ってきてくれた”
という、『ねぎらい』の季語になっていくことでしょう。
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マガン見た事あります 大群ではないのですが 小群くらいで?何度か
きっとポプラさんにも「雪かきご苦労さん」って言ったんだろうと思います 笑
昨日の朝 たぶん満月だったと思います もう少しでお月様が沈むところで うっとりました
冬の朝 真っ暗闇の中で光る 満月ってのも いいもんですよね
早いもので11月もあと幾日・・♪
冬の始まりって なんとなく見逃せない瞬間が いっぱいある気がします☆☆☆・・・・★
すみれさんへ
寒さが増してくる11月は、ついつい背中をまるめて家にこもりがちです。
でも、すみれさんがおっしゃる通り、見逃せないものがたくさんあるのですね。
アンテナをいっぱい張って、冬の火事まりも楽しまなくっちゃですね。