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スーパーで、扉を向こうに押して外に出ようとしているお婆さんがいます。
でも、ワゴンから先に出そうとしているので、途中で扉に挟まって立ち往生。
私もちょうど出るところだったから、お婆さんの後ろから扉を押しました。
「あ、す、すいません」お婆さんは、後ろから私の手が伸びたので、恐縮そうに言いました。
いえいえ・・・・
グググ・・・あれ、開かない。えい~~!!よいしょ~~!
なーんぼ押しても、扉が開きません。私が押している部分は、手の届くドアのちょうつがいの近くだから力が全然たりないみたい。
そう言えば中学生の時に習った、支点、力点、作用点の関係ね。
扉のちょうつがいの部分が支点で、扉の取っ手のところが作用点。という事は私の押してる手が力点になるワケか。
力点が支点に近いので、力が強くなきゃドアは開かない。
とりゃあ~~~!ファイト~いっぷあーっつ!・・・・でも開かない。
このままじゃお婆さんをつぶしちゃうから、一度横に非難してもらうしかないか。
と思ったら、扉が向こうにすーっと開きました。向こうから入ろうとしていた女性が扉をひっぱってくれたんです。
挟まったワゴンをお婆さんと外に出しました。
は~・・あんなに力入れたのに開かなくってさ、取っ手を持てばこんなに簡単に開くんだから。恐るべしテコの原理。
やっと外に出られたお婆さんと私。
お婆さんは私に「どうもすみませんでしたね」と言いました。
そのあとに「ほーんと、あのドアったら開きにくいドアなんだから、もっとドアちゃんとしてくれないと困るよね」って言いました。
ドアのせいだったの?ま、そういう事にしとくかね。
「ほーんと、開きにくいドアですよね」
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