婆ちゃんの法事は、お寺で行いました。
参列者は全部で20人ほど。
十分なおもてなしができたかどうかはわかりませんが、無事終える事ができました。
法事が終わってお客様をお送りしたあとは、あと片付け。
供物や小物など、けっこうな荷物の量です。
すべてを一旦お寺の玄関まで、みんなで運び出しました。
外を見てびっくり。
わんさわんさと雪が降っています。
紙袋に入った果物や段ボールに入れたお菓子、包装紙、あと、大事な婆ちゃんも、旦那さんと長男の車に分けて積み込みました。
その間にも、頭や肩が真っ白に。
これでおしまい?おしまいだね。お寺さんにお礼を言って、さあ帰りましょう。
帰宅して荷物をおろし、婆ちゃんも所定の位置に戻し、やれやれ、みんなご苦労様でした。
あとはゆっくり片付けるとするわ。
コーヒーを入れて、お菓子をつまみ、
”ところで、お花は?”
「ん?花?おれ、知らないな」と旦那さん。
「あれ?父さんの車につんだんじゃなかったの?」と長男。
「つんでないぞ」
「おれもつんでない」
みんなで顔を見合わせ、『 お寺かあ?』
お供えしたお花は、お寺に直接配達してもらったものが2つと、親戚の方が贈って下さったものとで、大きなアレンジフラワーが3つ。
長男が「そういえば玄関に下ろしたところは見たよ」と言いました。
ということは 『お寺の玄関!?』
途中まですすったコーヒーを置いて、長男と車に飛び乗りました。
かくして、そっと玄関に入る。
おお、ありました。
お寺に来るお客さまを出迎えてでもいるように、玄関の靴箱の横に揃えて3つ。
こんなに目立っているのに、忘れちゃうなんてね。
みんなお互いに『誰かがやってくれるだろう』と気が抜けていたんですね。
婆ちゃん、お花持ってましたよ。
いやあびっくりしちゃったね。
婆ちゃんは、
「なーにやってんだか、はっはー」と、言ったような言わないような。
面白かったらポチっとね。
まだまだ お婆さん 身近におられますね
まだまだ、息子夫婦を見守らないといけないね いつまでも子供だね
親子そろって忘れものに気づかないなんて 云々 の言葉 出ちゃった
お婆さんが出発前に、「忘れ物ないかい ポップラさん 花は?」 と ひとこといってくださればよかったのにね
t22tさんへ
本当に、まだまだ子どもですね。
小さなものならいざしらず、あんなに大きくて目立つものを忘れてきちゃうんですから、婆ちゃんもきっと飽きれているでしょうね。