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年の瀬にもなると、魚を麹や野菜などで漬けこんだ『飯寿司(いずし)』がたくさん出回るようになります。
ハタハタや鮭、ホッケなどを使ったものが多くて、我が家でも鮭の飯寿司を作りました。
飯寿司の中でも、最も高級とされているのが、キンキの飯寿司。
北日本の太平洋側にしかいない赤い色をした深海魚で、別名を『キチジ』ともいう言うそうです。
我が家ではキンキの煮付けでさえ、そう簡単には食べられません。
だからね、値段は他の飯寿司よりずーーっと高い。
たまにお店に置かれていても、
”あ、キンキの飯寿司売ってる!”と言うだけ・・・と見るだけ。
旦那さんが、
「食べてみたいなあ」と言っても、
”そうだね〜” とか言って、始めから買うつもりもなく、右から左に聞き流すだけです。
なので、私も旦那さんも、生まれてこのかた約60年!
いーちども食べた事がないのでございます!
先日、スーパーに行ったとき、ハタハタ、鮭、ホッケ、の中に、ひときわ赤色が目立つキンキの飯寿司が1つだけ置かれていました。
値段はやっぱし倍以上!
いつものようにスルーして、他の売り場を見ていたけれど、なんとなく気になる。
そのうち、旦那さんの「食べてみたいなあ・・」の声も頭の上から聞こえてくる。
すると、自分の天使までがささやきました。
”あんたよ〜、このまま、ずーっとキンキの飯寿司の味を知らないままで死んでいってもいいのかい? 後悔しちゃうよ〜〜、うらめしいよ〜〜 ”
する今度は悪魔が、あら?今日は悪魔が登場してきません。
悪魔だって食べた事がないんだから登場しようにもできないもね。
そうと決まったら方向転換して突進する。
1つしかないキンキの飯寿司。売れちゃってたらどうしよう。
おお、まだある!
たまには清水の舞台から飛び降りて美味しいものを食べるのも、私たちにはそろそろ、いいのかもしれないよ・・・と心に言ってみる。
本当は焦って戻ったんだけれど、飯寿司のパッケージを持ち上げるときはゆっくりと持ち上げる。
”あら、キンキの飯寿司ね、どうしようかしら、お安いんじゃない?買おうかしら”
みたいな雰囲気を漂わせたりなんかしちゃう。
そしてゆっくりと回りのお客さんたちを意識して、わざとなにげな〜いフリをコイて、カゴにポトリ。
どうせだから、なるべく目立つようにカゴの中に置いちゃおうかな。
帰宅して一番に旦那さんに見せました。
ただいま、お父さん、ほら・・・ジャーン!
「!!・・・・・キンキだ・・・・」
その日の晩ご飯は言うまでもありません。
キンキの飯寿司は、身がまろかやで、麹の甘みと合わさって、今までに食べた事のない旨味がありました。
一度に沢山食べてしまうのは いたましい(もったいない)ので、旦那さんは、
「今日は3切れにしとく」とか言いながら、チョビチョビとかじっては、味を楽しんでいるみたいです。
未だ食べた事のない美味しいものを見つけたら、来年は2回くらい、清水の舞台から飛び降りてもいいかな・・。
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念願かなってよかった キンキの飯寿司 おいしかった?みたいですね
うちはまだ食べたことがないです!!!
年末だし お正月だし たまにはいいよねと 心の声が?・・・私もあります しかし迷う自分も
今日は平取牛霜降りステーキ4枚 一万円で売っていました(キテ〇で・・)
やっぱし買えなかったです~♪
中トロ1パック 2千円で売っていました やっぱし買えなかったです~♪
ほーほー。キンキの飯寿司を60年間食べた事が無い。爺ぃやは毎年義弟がお歳暮で送ってくるモンー。噴火湾のが。まあー味は淡白ですね。いまは、望来の紅鮭の飯寿司と食べ比べです。
すみれさんへ
うわあ、平取牛霜降りかあ・・・
私も食べられないと思います。
やっぱり迷いますよねー。
いつか、心の声が、
”いいよ買っちゃえ!!”って言ってくれる時が必ずきます。
その日までのお楽しみです。
チョイ悪爺ぃや さんへ
私は爺ぃやさんからキンキの飯寿司の美味しさを伺って以来、はや数年!!
やっと、や〜〜〜っと、しかも自腹で買って食べたというのに、爺ぃや さんは、毎年ですと?しかも望来の紅鮭の飯寿司と食べ比べですと?!
バチあたり!!・・・・
あ、いや、お許しを。
自分はまだまだ修行が足りないようでございます。
ところで、望来の紅鮭の飯寿司は、おいしゅうございましょうね。
どうぞよいお年を。