北海道・札幌発・だべさ通信5

隣りの腕をつかむクセ

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日曜のスーパーはメチャ混みでした。
レジを済ませた後は、荷台でセッセと商品をバッグに詰める。
豚肉でしょ、塩辛でしょ、あと、おひとり様2個までの特売の納豆と・・・・

 

 

そこに、後からレジを終えたお爺ちゃんが、カゴを抱えて私の右隣りにやってきました。
カゴを台の上に置こうと、ちょっと持ち上げた瞬間、爺ちゃんは何かに足をとられてツツツー。
体が沈んでいくのが視界に入りました。
それはちょうど、私がバッグに納豆を入れようとしていた時でした。

 

 

※ここからはスローモーション
あ・!・あ・ぶ・な・い・・・・・・
納豆をつかんでいた手を ぱ・あ~・っと・・は・な・し・て・・・・・・・
爺ちゃんの脇を む・ん・ぎゅ~・・っと・・・か・か・え・る・・・
スローモーションおわり。

 

 

爺ちゃんはカゴを抱えたまま、なんとかこらえて尻もちを付く事もなく、やっとカゴを台の上に置く事ができました。
「いやあ、どうもどうも。ネギにやられたもな」
ネギ??
床を見ると、爺ちゃんに踏まれたと思われるヌルヌルの青ネギが、ジャンプのスキー板みたいに幅広にへばりついています。
あらら、こりゃ危ないね。私も一歩間違えれば一大事になるとこだった。

 

 

それにしても、こんなところで役に立つとは。
婆ちゃんが病院やタクシーを利用する時、自分の手がいつでも婆ちゃんに届くように、いつのまにか隣りを意識するようになりました。
普段は何事にも鈍感なくせに、自分の隣りの人には、知らず知らずにアンテナを張っているようです。

 

 

そのうち自分の方がツルッと滑ったら、誰かのの腕をグワシとつかんじゃうかもしれないね。
あつかましいとは思いますが、そのときは、何とぞお許し下さいませ。
もしかしたら、転ぶの、道連れになってしまうかもしれませんが。

 

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4 Comments

  1. へろへろ

    そうなんですよ。野菜の切れ端で転びますよね。店内でも気がつくと拾うようにしています。サッカー台のまわりも気をつけないと危ないですね。

    Reply
  2. すみれ

    お爺ちゃん ケガなくて良かったです 葱は残念だったけれど?
    お年寄りやハンディキャップを抱えている方が 傍にいたとします気持ちを置き換えみるというのは?私も いくらか同じです
    忙しい日々でも 思いやりの気持ちは 忘れたくないですよね
    昨日 雪かきしていたら 目の不自由な方が いつも連れている盲導犬がいなく1人で杖をついて歩いていました そこにゴミ収集車が通りがかり 私は反射神経も遅いほうなのに なぜだかこの一瞬は別でした ママさんダンプを 放り投げて おじさんの傍へいちもくさん駆け寄り防御しました 運転手さんたちは車内から ニッコリ微笑み会釈してくれたのです なんだか気持ちが良かったです
    今時期は とくに寒いからこそ心まで寒くならないように・・・
    優しさ心がけていきたいものですよね ハート

    Reply
  3. ぽぷら

    へろへろさんへ
    サッカー台っていうんですね。ありがとうございます。
    混雑していると、ネギのような長いものがちぎれてしまったりしますね。
    私も、注意しなくっちゃと思います。

    Reply
  4. ぽぷら

    すみれさんへ
    うわあ、すみれさんのとっさの判断力、頭が下がります。
    そう言うときって、なかなか行動が伴いません。
    すんごくいい事をされましたね。
    きっと自然に体が動いたんでしょうね。
    私も、そんな人間になれるようにしなくっちゃです。
    いいお話、ありがとうございます。

    Reply

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