北海道・札幌発・だべさ通信5

ばあちゃんが上品になった2時間

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「明日パーマやさんがくるんだべ?おら、短くしてもらいてーもな。髪のびてわや(ぐちゃぐちゃ)ったらありゃしねえ」
婆ちゃんのパーマを、自宅でお願いする事にしたんです。
当日、大きなカバンを抱えてやってきた美容師さんは、さっそくブルーシートを広げました。
いつも婆ちゃんが使っているイスを置いて準備OKです。

 

 

特設美容室のイスに座り、ビニールカバーを肩にかけた婆ちゃんに

『どんな感じにしましょうか?』と美容師さんが尋ねました。
婆ちゃんは指先で髪を少し触りながら

 

 

「短く切ってパーマかけていただきたいんです」と言いました。
いつになく上品な婆ちゃんです。
『それじゃあ、2センチくらい切りましょうか?』
「もっと短くしいただきたいもね」

 

 

美容師さんは慣れた手つきで、婆ちゃんの髪にシューっとクシを入れると、指で挟んでパチパチパチっと切り始めました。
口をつぐんですまし顔をしている婆ちゃんの顔は、やっぱしいつもとはちょっと違う。
『お婆ちゃんは白髪が少ないですね』
「私はもともと白髪ないんですよ、ほほほ」
『まあそうなんですか、お若いですね』
「私、昔から白髪ないから、ね、お母さん(私)」
え、そ、そうだね。

 

 

パーマはすんなり、とてもきれいに仕上がりました。
美容師さんが帰ったあと、婆ちゃんのようすを見にいくと・・・
もうすっかりソファーで寝てる、口開けて。
寝顔はいつもと変わらないけど、クリクリパーマでやっぱしちょっと上品になったみたい。

 

自宅でできるパーマ液

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