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旦那さんが、セスナからの航空写真を撮りにでかけました。
「今回は、俯瞰（＝ふかん（真上から））じゃなきゃダメなんだってさ」
あら〜、そしたら床から顔を出すわけ？
「まそうだな」
航空写真を撮る場合は、大抵はシートに座ったまま窓を開けて撮影する場合が多いです。
目標を見つけたら、「いきまーす」「お願いしまーす」とか言って、機体をグイ〜ンと傾けて、その間にパシャパシャパシャッと撮ります。
でもね、どうしても真上からの写真が必要な場合は、飛行機の床に開いている穴から撮る事になります。
シートに座った足元に大きな穴があいていて、そこからカメラを下を向けます。
いくらなんでも、その穴から落ちた人の話は聞いたことはないけどさ、ウチの旦那さんはお腹が出てるっしょ。
その丸い体型じゃキツイんでないかい。
揺れと同時に、ズボって穴に転がったらどうするんだべね。
午後になって旦那さんが帰宅しました。
どうだった？
「椅子に座ったままでな、広げた足の間の穴からカメラを下に向けるべや」
んん
「グ〜っと上半身曲げるべさ」
んん
「したら腹がつっかかるのよ」
やっぱし〜
「息できなくてよ」
あら〜・・・
でもまあ、転がんなくっていかったしょや。
「まあな」
今日はほとんど雲のない快晴で、空気の抜けも良かったようでした。
私も持ってる立派なぽっこりお腹。しゃがむとしっかりつっかかります。せめて１つくらい役に立つ事はないものかな。
ん〜・・・・・ん〜〜・・・ん〜〜〜〜
ぜんぜんないね。
