動物園の外にヒグマ

札幌の中央区にもヒグマが現れたとのニュース！
それも、中学校から200mしか離れていないという場所です。
ここ数年、ヒグマが札幌周辺で目撃されるニュースが本当に多くなりました。

札幌市中央区宮の森は、その名の通りとても自然が豊かな場所で、すぐ傍には円山公園という大きな公園があります。
隣接して競技場や北海道神宮、それから円山動物園もあります。

50年前の札幌でさえ、熊が札幌市内を徘徊するなんて聞いた事がなかったです。
なしてわかるのって？
そりゃ、とっくに生まれていたからでございます。自慢・・・したくないけど。

当時も春や秋の山菜を採る時期になると大人達は近くの山に入ります。
所々にガンガン（大きな缶）とボッコ（棒）がぶらさげてあって、そのボッコでガンガンをガンガ〜ンと叩いて、熊に人がいる事を知らせたそうです。
その話しを聞いて、本当にヒグマっているんあだ〜〜〜怖いな・・・と思ったけれど、熊は臆病なので、人間の前に現れるなんて事はありませんでした。
それがさ、今じゃ住宅街まで降りて来て、円山動物園に着く前に、無料で向こうからやってきちゃうんだもね。

北海道でヒグマの事を『山親爺（やまおやじ）』なんて親しみをこめて呼んでいた時代はもう終わり。
親爺は人間の方が安全だし、ヒグマは動物園でだけ見たいもね。

日本で本当にあった惨劇苫前羆事件の現場を訪れた時の記事