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皆様、お疲れさまでした。そろそろ車は『新ひだか町』へと進んでまいりました。
ここは、皆様よくご存知のサラブレッドの生産地として有名な所でございます。現在なんと、全国のサラブレッドの約80%を生産しているそうでございます。
しかしながら、日高がこのような知名度を持つ所になった背景には、苦難の歴史があったのでございます。
それは、淡路島からやって来た元お侍さん546名とその家族たちによって始まるのでございます。時は明治4年、5月の事でございました。
開拓を志しては来たものの、予想 をはるかに超えた強い浜風や吹雪、さらには飢えと、あまりの厳しさに、おんな子供達は砂浜で泣き伏したそうでございます。
しかしながら、映画の題名にもなりました『北の零年』を駆け抜けた人々の苦悩に満ちた人生は、のちに、現在のサラブレット王国、日高の基礎となったのでございます。
あ、『新ひだか町』のサインが見えてまいりました。
一瞬で通り過ぎますので、よくご覧くださいませ。
・・・・・(一瞬)
ご覧いただけましたでしょうか。
え、見えなかった?
そういう方は残念でございました。
サインは サラブレッドと桜と昆布でございますね。
そうそう、『日高こんぶ』も有名でございました。
前をご覧下さいませ。競走馬を運んでいるトラックでございます。
言わなくても、そのように書いてございますね。
札幌から、高速道路も利用いたしまして、おおよそ2時間。『静内二十間道路桜並木』に近づいてまいりました。
あ!左をご覧くださいせ。崖の岩から、大きな馬達が走ってくるよなモニュメント。
岩に色を塗って、その上から馬の絵の看板を取り付けたもののようでございます。
あんな大きな絵を書いた方、がんばりましたね。
皆様、目をこらして左をご覧下さいませ。
さすがサラブレッドの町、街頭もサラブレッドでございます。
さあ、このあたり、どこまでも牧場が続く風景となっております。
北海道の広大な牧場には、若葉を食む馬達がよく似合いますね。
そして何より、皆様は運がいい!と申しますのも、春の今だけ、可愛いお馬の親子を見る事ができるのでございます。
めんこい子馬ですね。
さて、『新ひだか町』には、この美しき緑の風景にあわせてもう一つ、皆様お待ちかね、桜色の風景があるのでございます。車はこのあと、まっすぐ『静内二十間道路桜並木』へと進めてまいります。
大変お疲れ様でした。日本一の桜並木『静内二十間道路桜並木』到着でございます。
到着は致しましたが、今回、ご乗車のお客様は皆様ご高齢ですので、車窓からの鑑賞とさせていただきます。
直線にして7km、約3,000本の桜でございます。
いかったいかった、皆様の日頃の行いがよいせいか、ちょうど 満開でございますね。
しかしながら、どうしてこのような桜並木が、サラブレッドの町にあるのでございましょうか。
それは それは、ここに宮内省の牧場も置かれるようになったからでございます。
『皇族がおいでなさるのか!したら(そしたら)道路に桜を植えてよ、いいとこ見してやるべ!』
それから近隣の山々からエゾヤマザクラなどを集めて、道幅が二十間(約36メートル)約7キロ続く桜並木が作られたそうでございます。
おお!
すでに折り返しのこちらの車線はスイスイなのに、反対車線は混雑してきたもようでございます。
札幌を出発したのが午前6時。やっぱし早起きは得でございますね。
それでは皆様、渋滞を横目で見ながら、もう一つの桜の名称へ、車を進めて参ることにいたしましょう。
お疲れさまでした。『静内二十間道路桜並木』から こ一時間。
こちらが、町民の皆さんからの募集で名前が決まった「優駿さくらロード」でございます。
あやも付けず(カッコよくしようとはせず)、素直で素敵な名前でございますね。
規模は若干 小さくはございますが、あのような混雑はなく、あずましく(おちついて)、ゆっくり鑑賞する事ができるのでございます。
さらに夜はライトアップでいいんでないかい!
観光客も少ないから、恋人達には愛をささやく絶好の「優駿さくらロード」でございます。
皆様、大変お疲れさまでした。いかがでごさいましたでしょうか。
もっと詳しくご知りたいワという方は、日高観光協会ホームページ・浦河町ホームページで、是非ご覧下さいませ。
それでは皆様、車はえりも岬でと進んでまいります。
発車オーライ、 願います 。
ぽぷらさんの名ガイドについ引き込まれました。有名な場所ですが行ったことなかったので堪能しました。続きは当然ありますよね(催促)
ふくろうさんへ
こんにちは。
ご覧いただいてありがとうございます。
バスガイドさんがとっても好きで、自分でも楽しんでみました。
調子にのって、続きも書かせて頂きました。
私もいつの日か、
『静内二十間道路』の桜を
見に行きたいと思っております。
しかし、なかなかその機会に恵まれておりませんね。
それにしても、
綺麗ですね。