北海道・札幌発・だべさ通信5

襟裳岬は何もない春?

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皆様、お疲れさまでした。
車は一路、襟裳(えりも)岬へと進めてまいります。
静内の『静内二十間道路桜並木』、そして「優駿さくらロード」はいかがでございましたか?

 

そですか、皆様の心も桜色に染まったようでございますね。
1度見れば10年寿命が長くなり、2度見れば20年 、3度見れば死ぬまで長生きができるという、桜並木でございました。
さあ、正面にはなんとも固そうな大きな岩盤が見えてまいりました。

 

覆道(おおいどう)の上に見えます絆創膏のようなものは、まさしく絆創膏のように、岩の表面が崩れるのを抑えているのでございます。

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こんな所や、

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こーんな所を通り抜けまして、襟裳岬までの道すがら、ウニや昆布の豊な海の景色をご堪能下さいませ。

 

しかしながら この地域には、かつてとても悲しい歴史があったという事をお話させていただきたいと存じます。
その昔は、 ミズナラや白樺、カシワなど、美しい広葉樹の楽園だったという えりも岬。しかし明治になってから、森は伐採され、一面の砂漠になってしまったそうでございます。
赤土は海に流れ出し、豊かだった海までが死に直面したのでございました。

 

 

新しい森を作らないと海が危ない。とはいえ、えりもは、1年に300日も強い風が吹いているそうでございます。
植えた植物の種を飛ばされないように海藻をかぶせたり、苗木を守る為に暴風柵を設置するなどの、並々ならぬ努力によって、襟裳の海は復活したのでございます。
そう言えば私事で恐縮ですが、乙女の頃に一度参りました時には、暴風柵が一面、マスの目のように設置されていた事を覚えております。
え?それは何年前かって?
そ、それは・・・34年前でございます・・・・・ホホ。

 

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お疲れさまでした。
車はまもなく、襟裳岬、到着でございます。

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それでは、私の旗を目印に、ぞうぞこちらへ。
後ろの方見えますか?
では出発いたしまーす!

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襟裳岬の先端は60メートルの断崖、その先の岩礁は2キロにわたって伸びております。一見すさましい岩礁ではございますが、そこはゼニガタアラザシの楽園となっております。
あ~!ほ、ほら、あそこにも、こちらにも、脂肪の厚みが10センチにもなるというアザラシが、デレ~ンと見えるべさ。
お友達になりたい体型でございます。
足腰に自信のある方は、あちらに見えます岬の先端まで行かれてはいかがでしょうか。

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皆様、岬ばかりに目を奪われず、後ろを振り返って下さいませ。
遠くに見えます海岸は、北海道の東の町、帯広、釧路、厚岸、さらには根室へと続いております。

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あら、もうとっくにお昼でございますね、それでは各自で、3つある食堂にて昼食をおとり下さいませ。

おお!ワイルドにウニをバーナーで焼いておりますね。
このあと、『風の館』にございます『風速25メートル体験ゾーン』にて、私が代表いたしまして、体験レポートをお伝え致します。
それじゃ解散!

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