はる美ちゃんのナビと典ちゃんのたくましいハンドルさばきが、車を神秘の湖オンネトーへと走らせました。
オンネトーは北海道の三大秘湖（オコタンペ湖、東雲湖（しののめこ）の一つです。
景子の携帯電話が鳴りました。ご主人のようです。
「もしもし、え！事故？うんうん、わかりました。ありがとね」ポチ！
「ちょっと昨日さ、この先の狭い道路でバスが事故ったんだって！」
え、事故～！！
「バスがオートバイを避けようとして横転したんだってさ！」
横転！！
ワキャワキャ言ってた車内が一瞬の間緊張感。なぜか私と景子は姿勢がピンとまっすぐになりました。
実際にオンネトーに着いてみると、急に狭くなった幅の道路を、旅人らしき車やオートバイが次々に行き交っています。
見た事もないサイズのオートバイの団体さんが、大きな音を出して通っていったりもしています。
ここは無理せず、帰りは遠回りする事にしましょうね。
小さな駐車スペースに車を入れて、湖のほとりに降りてみる。
「うわお、なんて奇麗な空色だべか・・」
深いブルーの摩周湖、藍色のペンケトー、まりも色した阿寒湖、そしてこのオンネトーは空のような水色です。
北海道は湖のパレットだったのだ！その森の中を縫うように道が続いています。デコボコ道もあるけどね、中央分離帯がある広い道や、なが～くまっすぐな道も続きます。だから事故になると生きるか死ぬかの大事故になるのが北海道の特徴らしいです。
みんな、気をつけていこうね。
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