「あっちにシウリザクラが咲いていましたよ」
林を歩いていたおじさんが教えてくれました。
『ありがとうございます、行ってみます!!』
桜はもうとっくに散ってしまいましたよね。
でも『シウリザクラ』(ミヤマイヌザクラ)は今頃。
白い小さな花が集まって、まるで猫のシッポみたいな、長いボンボンを作ります。
初めてこの花を図鑑で見たときには、 ”これがさくら?” と思いました。
だってね、桜と言えばもっと大きな花が枝からたわわに咲くんでないの?
でもこの花は1センチくらいの大きさだし、枝のあちこちに花がつくわけではありません。
華やかな街路樹に採用されたところも見た事ない。
でも、よーく見ると、これがまあめんこい丸い花です。花びらは可愛い。
花が集まったフサは、ホント、誰かのシッポのようだね。
1つの房の長さは20センチくらいでしょうか。
花が咲くのは 5-6月にかけて。
春に咲く豪華な桜たちとは時期を避けて、林でしっとり咲くんだね。
日本では、北海道と北日本の環境がとてもよくあっているそうです。
地味だけれど、桜の季節をずらして咲くなんてさすがだね。
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