坂道は電動アシストよりも若さが勝る

久しぶりに、自転車で坂の下のスーパーに買い物に出かけました。
以前の自転車だと、上がれる限界までグググ・・・・・っとこいでからポト・・っと降りて、あとはひたすら自転車を押して上がりました。
でも、今は違います。電動アシストのボタンを ”パワーモード ” ポチっと切り替えるだけで長い坂道だってスーイスイ。

前後のカゴにカバンと買い物袋を入れてイザ上り坂！
”パワーモード ” にスイッチオン！
自転車はシャカシャカとスムーズに登り始めました。
少し登ったあたりで、後ろからギーコギーコと音が聞こえます。
自転車？！
私のすぐ後ろを誰かが自転車で登ってきているようです。

私はどうせ電動アシストだから登れちゃう。
でもその自転車は坂の中腹あたりにきてもギーコギーコと聞こえます。
もしかしたら、私と同じ電動アシスト自転車なのかもしれない。
いくら電動と言っても、急な坂道ではそれなりにこがなくっちゃいけないので、後ろを意識してそれっそれっそれっ・・・・シャカシャカシャカ・・・

坂道を登り終わってやっと平な道に出ました。
やれやれ・・っと思ったその時、後ろの自転車が私の横をサっとくぐり抜け、右にハンドルを切って走って行きました。
青年だったんだね、しかも電動アシストじゃない普通の自転車でしょ！！
それを一度も降りずに私の後ろを登っていたとは。それどころか、もしかしたら前の私が邪魔だったのかもね。
ありゃりゃと考えているうちにも、青年の姿は小さくなっていきました。
若いってすごいなあ。