夜も更けて、そろそろまぶたが重くなってきたときでした。
座椅子に座ってうたた寝をしていると、
ブ〜〜〜ン コツンコツン
ブ~~~ン コツンコツン と音がする。
ブ~~~ンは羽音で、コツンコツンは何かがぶつかる音??
半開きの口で真上の電気を見たら、灯りにぶつかりながら飛んでいたのはカメムシ!!
うぉ!せっかくの夢心地も一瞬にして目がさめちゃったしょや。
私の上をブンブンと飛んでいたのかと思うと、わわわ・・・・・ってなっちゃうわ。
コイツをどうにかせんことには寝るに寝られない。
猛ダッシュで殺虫剤を取りに行き、シュ!
するとカメムシったら、苦しかったのかブワンブワンと大きく円をかいて飛び回りはじめ、殺虫剤を持っている私の鼻先をかすめました!
ひえ〜〜 な、なんだコイツ。
でもそのうち、カメムシは飛ぶのをやめて、灯りにペっとくっつきました。
新聞、新聞! ここでコイツを叩いたりしたら、その強烈な匂いで大変な事になるので、新聞紙につかまってもらう作戦にしまた。こっちこっち・・・・いい子だね~~・・・・ほーれほれ、これにつかまんな〜〜〜。
でもカメムシは、新聞紙の前にくると、ピタ!っと止まって前足で感触を確認。
それから方向転換をして向こうに行っちゃう。なかなか新聞に乗ってくれない。
そこで今度は、ロボウキを用意し、”これに乗ってよ・・・・” と差し出してみました。
すると、ホウキのワサワサが草むらに似ていたんでしょうか、カメムシはすんなりホウキにつかまってくれました。
よしよし・・・・・
ここで飛ぶなよ〜飛ぶなよ~・・・・・・
カメムシのくっついたロボウキを、そーっと窓まで持っていき、カメムシの部分が完全に窓の外に出たかを確認する・・・・・・・と、
ベシベシベシ ベシベシベシ ベシベシベシ!!
ガンガンガンガン・・・・・
これだけやりゃあ落っこちたべ・・・・・ロボウキの先を確認してみる・・・・・ひえ〜〜〜〜ベシ ベシ ガン ガン
今度はあっけなく 、カメムシはやっと落っこちでくれました。
カメムシには悪いけどさ、家の中は勘弁してよね。
寿命縮むわ、そろそろ もったいない年頃なんだから。
スポンサーPR
PR