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婆ちゃんの部屋に入る時は、なるべく声をかけながら入るようにしています。
耳が遠いので、こちらの存在を知ってもらうためです。
だから今日も
「トントン、婆ちゃん入るよ~」と言いながらドアを開けました。
あれ、いない・・・
「婆ちゃん・・・」
婆ちゃんは、むこうの部屋の背もたれのない椅子に腰掛けて窓の外を眺めていました。
スタスタスタ・・・
「ばあちゃ・・・」
『んがあ”〜っ!!』
今までヒザの上に乗っていた婆ちゃんの両手は、とっさに胸のあたりに飛び上がり、こちらに向けた手のひらはブルブルっと左右に震えました。
両足は畳を蹴り上げ、その拍子で椅子の足が2本、浮き上がりました。
『おう〜びっくりしたあ〜〜、母さんか。心臓止まるとこだったべ』
いやあ、こっちも婆ちゃんのびっくりにびっくりしたあ。
でも、びっくり止まりでいかったわ。
もしこれで婆ちゃんの心臓が止まったら、私は一生、罪の意識にさいなまれる事になるも。
それに、自分が三途の川を渡る順番になった時、先に行ってた婆ちゃんがむこう岸から
『母さんが驚かしたせいで、おらは死んじまったべよ~~~どうしてくれんじゃ~~』と言ってくるかもしれない。
そうなったら怖わい・・・・怖くて死んでなんかいられない。
これからはもっと気をつけよう。
婆ちゃんがむこうを向いているときは、
「婆ちゃん・・おっほん・・へ〜くしょん・・・婆ちゃ~~ん・・」とか言って、慎重に近づくようにしなくっちゃ。
おはようございます
怖くて死んでなんかいられない
いいですね 長生きしなくちゃ
とっさに浮かぶこの感想
素晴らしい
おばあちゃん 物思いに?耽っていたのでしょうか・・・
もう少しで 春だなぁ ふきのとう出てくるなぁ??って
入口に ベルを置いてみたら?どうでしょう
少し開けた 隙間から 鳴らすのです・・・♪
金物だと 高い音になるので 陶器でできたものとかだったら?
静かめの音かも???・・・
なるべくなら びっくりさせないように
でも こちらが入りますよーーと 思ってもらえるように
優しい ココロクバリの お嫁さんで おばあちゃん幸せですね
すみれさんみたいに
小道具の音色に助けてもらうといいかもしれませんね。
私の友達は50才代の時、耳だけ加齢していると言われました。
一緒に散歩している時だったんですがね、クラクション、虫の音、
ウインドウブレーカーがこすれる音、など全然聞こえないんです。
ぽぷらさんちのばあちゃんは人の声が聞こえにくいんでは?
だから、聞こえやすい音を探して その音を鳴らしながら
お部屋へ入られたらどうでしょう?
t22t さんへ
こんにちは。
いえいえ、とんでもございません。
でも、ありがとうございます。
婆ちゃんのびくりした表情があまりにも迫ってくるものがありまして、ついついそんな事を考えてしまいました。
すみれさんへ
なるほど、そういう手がありますね。
婆ちゃんに聞いてみようかなと思います。
最近は物思いにふける事も多くなってきたみたいなんですよ。
ざくぁざ さんへ
そうですね、goodアドバイス有賀とございます。
確かに、聞こえやすい音と、そうでない音があるようです。
何かを試してみたいと思います。